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東海近辺のライフログ。
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昨日は節分だった。

昨年の節分の日に豆まきをしたら、鬼の面が怖くて息子は泣いてしまったのだが、今年は「お父さん、何やってるの? お面が大きすぎるよ~」と冷静に言いながら豆まきする姿を見て、成長を感じた。

節分といえば、子どもの頃「家で豆まきをして、後で散らばった豆を拾って家族みんなで食べました」的なことを学校の作文を書いたら、後になって母に「こんな大嘘書いてどう言うこと?」と叱られたことがあった。それは歳を重ねても節分の時期になると、口酸っぱく言われ続けたことなので今でも覚えているのだが、どう考えても自分の記憶の中には、鮮明に豆まきをした記憶が残っていて不思議な感覚で母の言葉を聞いていた。

だが、よく考えてみると実際には豆まきはしてなかったのだろうと思う。というのも我が家はクリスチャンの家庭で、お年玉や雛祭り、端午の節句など、年中行事や七五三などの通過儀礼なども意図的に行わないような家庭だったから、おそらく自分の記憶をどこかで塗り替えていて、思い違いをしていたのだと思う。

それを嘘と言われてたら、確かに嘘なのだが。3歳から7歳ごろの子どもは、想像力とクリエイティビティの影響で、「嘘」と「彼らなりの真実」の間の境界線があいまいになるという。子の成長にとって必ずしも悪いものではなく、よい兆しと評価できるともいう。

昨日、嘘とは違うが、息子が自作の空想絵本の話を嫁さんにいていたという。その内容は、「あるところに、お父さんととお母さんがいました。お父さんとお母さんはある時、卵を産みました。その卵は1になり、2になり、3になり、4になり、5歳になりました。卵はか〇〇ちゃん(息子の名前)になりました。めでたし、めでたし」というもの。

最後の「めでたし、めでたし」という言葉が嬉しくて目頭が熱くしまった。空想とはい言い切れないが、こんな幸せな話なら、いくらでも作ってほしい。

今年はとても幸せで、忘れられない新たな節分の記憶が加わった日になった。
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