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東海近辺のライフログ。
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前から見たかった映画『パガニーニ』を見てきた。

もともとパガニーニは好きだったし、パガニーニ役がバイオリニストのデビッド・ギャレットだったので、そこそこ期待して行った。

当然なんだけど、ギャレットの演奏見るだけでも価値ある映画だった。

映画の中の演奏曲はどれも良かったが、「io ti penso amore」は特に耳に残った。


映画自体はもうちょっとパガニーニに狂気じみた面があると良いとも思ったが、そういうダークサイドは彼のマネージャー役のウルバーニがひきうけた感じ。

今年は『グランド・ブタペスト・ホテル』をはじめとして結構当たり映画が見れてるかも。

クラシック好きならパガニーニお勧めですよ。
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『レ・ミゼラブル』を見たときに目に入った広告で多少気になっていた映画がこれ。当初はテレビで見られればいいかと思っていたのだが、不意にFacebookで「初めて予告をはるかに超えたコメディ!」と絶賛している人がいたので、そこまで言うんなら見てみようか、と思って見たのだった。
thumb-moviepia-20121112-201211120003-entame.jpg

で……・感想なんだが、正直微妙な出来だった。ズバリ言って期待したほどの奇抜さや毒があるわけでもなかったので、肩すかしを食らってしまった。たまたま1000円のサービスデーだったので、なんとか我慢できた。それにしても、映画の感じ方って、人それぞれだよなあ。ちゃんと精査せなアカンとは思った。

一応、R15指定になっていて、性的描写、ドラッグの使用などの話があるので、大人向けなんだけど、ターゲット層が実に微妙。主人公が子どもの頃に贈られたテッド(人格を持つぬいぐるみ)との共依存関係から脱却できないモラトリアム男(35歳)で、『フラッシュ・ゴードン』の音楽(QUEEN)や出演俳優が出てくることから、30後半から〜50代までを想定していると思われる。

確かに中高年層の男性は、幼少期の嗜好癖がねじれてフィギュアのコレクターになったりすることが多いけど、そういう年齢層を相手にしたローファンタジーとしては毒がなさすぎるし、底の浅い内容だったと言わざるを得ない。

主人公がテッドとの関係性から自立しようとする意識は希薄だったし、自分よりテッドを優先させる主人公に嫉妬するヒロインも、最後には2人の関係性を認めて終わるというちぐはぐさ。

とりあえず、なかなかの期待はずれ作品だったぜ。
最近、huluを始めた。
huluはアメリカ発の有料動画サイト。つっても、アダルトなものじゃないわよ。月額980円払えば、パソコンやタブレットで海外ドラマや映画が無制限で観られるというシステム。

まあ、家にいてワンクリックで次々に映画が観られるのなら、それでもいいかと。で、2週間の体験期間を経て、ここまでざっと観たもの。

■プリズン・ブレイク
韓国にいた時代にシーズン3の途中まで観た気がするけど、画質がいいので観直した。やはりいい作品。今回はシーズン2の途中まで観て勢いが衰えてきたので、別の作品に切り替えた。お人好しのスクレ、残忍さでブッ飛んでるティーバッグを始め、全体のキャラがイキイキしていて素晴らしい。

■ウォーキング・デッド
ゾンビ物だとは知っていたが、やはり残酷と思うシーンが多い。観たのはシーズン2までだけど、内容に救いがなさすぎるのが不満。しかも出演キャラの魅力があまりない……。主役のリックは優等生すぎ、親友シェーンは鬼畜すぎ、主人公の妻ローリの性格は何とも場当たり的でスッキリしないし、物語の内容が厳しい割にキャラにもオアシス役がいない。唯一、反骨野郎ダリルはいい雰囲気。ツンはあってもデレない男っぷりには惹かれる。でもそれだけじゃなあ。

■24TWENTY FOUR
超有名作品だけど、ようやく観始めた。なんでアメリカのドラマって強大な悪の裏組織が取るに足らない一個人を徹底的に攻め立てる被害妄想設定が多いのかね? そのほうが大風呂敷を広げられるから長編大作にはいいのかも知れないが、現実感は希薄。ストーリーはハラハラドキドキの展開続き、1話終わる頃には次が観たくさせる作りで、つい続けて観てしまう。
この作品では、最後まで誰が味方か敵かが分からず、物語の途中で“先入観の逆転”を連発させるのが演出のキモになっている。全体的によいキャラが多いが、中でも強烈な印象に残すのはクソすぎる性格の大統領候補の夫人。観ていて相当イライラするのだから、よほどいいアクセントなんだろう。先の長さと、ずっと続くハラハラ感に飽きてきて、シーズン2でやや失速中。

■ライ・トゥー・ミー
まだシーズン1の最初の数話しか観ていないが、容疑者のウソを見破る心理捜査官が主人公。興味深い技能を持つ主人公のタネあかしはおもしろいのだが、やや臨床学的な裏付け感じ取りにくいのが難点か。人の気持ちを読み取れすぎてしまう捜査官の悩みがもうちょっと描かれていれば魅力が増すような気がするのになあ、なんて思いながら観ている。

昨年は飯田橋ギンレイの年会員になったので30本ぐらい観た。

極個人的なランキングなので、他人が観ても同じ感想を抱くか疑問はあるが、映画を見た後もずっと心に印象深く残った映画を選ぶことにした。

ハードボイルド枠では観た瞬間のインパクトで『マチェーテ』『闇の列車、光の旅』が突出していた。前者はソリッドかつ能天気な過激さに唖然とし、後者はメキシコ・ギャング界の超絶残虐edgar-flores-sin-nombre.jpgヒャッハーな常識にド肝を抜かれた。『マチェーテ』はオヤジによる爽快ドンパチ活劇、『闇の列車、光の旅』は青春の甘酸っぱい悲劇(とはいえ内容はハード)なので、比較するのは難しいけど、選ぶとしたら後者。愛と希望がぶつかって粉々になる刹那の美しさが素晴らしい。ニック・ディアス似の主人公エドガル・フローレスもとにかく格好いい。

泣き映画枠では『トロッコ』。映画館で嗚咽するのを必死でこらえた作品だ。冷静になると植民地史観に関わる製作者側の意図が鼻につくので後味は微妙だislandetude_06.jpgし、キャストのミスマッチや大根役者が何人かいたり、演出もムダが多い。そもそも『トロッコ』の原作と台湾植民地時代を掛け合わせる必要があったのかすら疑問に思えてくるのだが、台湾おじいちゃん俳優・洪流(ホン・リウ)の名演がそれらをすべて吹き飛ばしている。青春時代に台湾に関わって何度も行き来した自分にとっては特別な作品だった。この部門の次点は『人生、ここにあり!』。作品自体のクオリティは『トロッコ』より全然高い。

全体では『ブラック・スワン』のクオリティが非常に高かった。とくに映画の内容についてあらためて言うことはけど、自分はダーレン・アロノフスキーの作品を『レスラー』~『ファイター』~『ブラック・スワン』という流れで観ていたので、ボディブローのようにジワジワとメッセージが伝わってきた。両作品を観ておくと『ブラック・スワン』の世界観が補完されると思う。

ランキングにすると以下のような感じ
1位『ブラック・スワン』
2位『闇の列車、光の旅』
3位『トロッコ』
選外『この愛のために撃て』、『ヤコブの手紙』

※『この愛のために撃て』は全体のまとまりがすごく良かった。『ヤコブの手紙』はシンプルだけど、ずっと心に残る作品。フィンランド語のポップな言葉の響きがたまらなく心地いい。



珍しくギンレイ@飯田橋以外で映画を観た。

まあ、クリスマス商戦に乗ってみたというヤツです。
マネーボールかこっちかで迷ったけど、映画館で観るならこういう映画かなと。

936full-lea-seydoux.jpgサビーヌ・モロー役を演じたフランス新人女優のレア・セイドゥさんがブサかわゆかったです。

メインストリームど真ん中の映画は、観たって語る意味もあまりないよね。
観たまんまというか。

迫力あってハラハラしてハッピーエンド

それでいいじゃないか

人間だもの

【あらすじ】
医師のアントンは、家族のいるデンマークとアフリカを行き来しながら、アフリカ難民キャンプで人々の治療をしている。妻マリアンとは別居中で、息子たちはマリアンと暮らしている。息子のエリアスは学校で執拗ないじめにあっていたが、父親を心の支えにしていた。そんなある日、母親を亡くしたばかりのクリスチャンが転校してきた。いじめっ子に絡まれているエリアスをクリスチャンが助けようとしたことから意気投合するが、クリスチャンがいじめっ子を殴り倒して仕返しをしたことが問題になり……。アカデミー賞とゴールデングローブ賞の最優秀外国語映画賞をW受賞。
 
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ギンレイ@飯田橋で観たので感想を。
予告編を見ただけでは、ストーリーがどう展開するか分からないほど壮大なテーマでロケ地も多数の超大作なのかと思ったが、観終わってみると主要人物が奮闘する二つの舞台での物語を並行させつつ、観る者にメッセージを発する真摯な社会派ヒューマンドラマだった。
 
img_111210_02.jpg映画のテーマは平和を目指すための個々人の心の持ちようで、そこに向かうための努力と、困難を前にした時の心の葛藤を描いた作品になっている。個人的には人生に平坦な道などはなく、苦しみと失敗を経て、本当に大事なことに到達できるというメッセージを受け取った。
 
母を失ったクリスチャンの狂気、映画全体に漂う“復讐”と“赦し”のせめぎあい、加えて北欧的な荒涼感が作品に重々しさを加えている。多少テンポの悪い場面もあるが、子役ながら堂々と主役を張るクリスチャンの好演もあり、つい作品に引き込まれてしまう。
 
北欧での原題は『復讐』、英題は『In A Better World』、邦題は『未来を生きる君たちへ』。物語の大部分を占めるテーマは確かに原題の『復讐』なのだが、これだとホラー映画と間違えられそうだ。実際の映画には希望の光も見えるし、そこが大事なので誤解を招くタイトルだと思う。邦題だと大学新入生への推薦書のタイトルのようで薄っぺらいし、映画のメッセージ性は若者に限ったものではないので不適当。最も映画の本質をついているのは英題ではないだろうか。もっとも、マーケティング的な視野で考えれば、正解はまた違ってくるのだろうけど。
 
主要出演者からは、ほとんど好印象を得られるのだけど、唯一エリアスの母からは理性的な“赦し”を感じられなかった。人間も動物なので感情が通りすぎれば相手への怒りも収まることはあるし、そういう関係解決の方法があるのも事実なので、広義においてそれも“赦し”の一つなのだろうが、役者の印象としてはいちばん割りを食った感は否めない。
 
鬱屈した人間のダークサイドへのにじりより方に、北欧的な個性を感じさせる個性的な作品だと思う。
 
【あらすじ】
イタリアのミラノ。組合が組織され、元精神病患者の受け入れ先である施設に、組合員ネッロが左遷されてくる。彼には病に対する知識はないが、解放された者たちの人格を認め、彼らの特性である根気や細部へのこだわりを活かした寄せ木細工の事業を立ち上げる。イタリア映画祭で高評を博し劇場公開となった1作。'78年イタリアで施行された通称“バザリア法“により、精神病院の全廃が進められていた時代の実話をベースに、解放された元患者たちが、医師の指示を受け、投薬量を減らして人間性の回復をめざす過程を描いていく。
  
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これは爽やかに泣ける映画だ。
精神障害者の社会参加という重いテーマを扱った物語だが、イタリアで製作されていることもあって、愛とユーモアと肯定的なパワーに満ちた作りになっている。鑑賞後に非常に温かい気持ちと勇気がわいてくる爽快感が残る。
 
主人公のネッロがこの精神障害をもった集団(労働者組合)のまとめ役なのだけど、決して彼が牽引役ではない。彼はとにかく参加する組合員と“対等”であろうとし、徹底して会議をもって全員の意見の調整と賛同を得て組合をまとめて行く。
 
img_111210_01.jpgやがてそれぞれの性格と長所を生かしつつ、適材適所に配置しながら生きがいとなる労働の提供と私生活の充実を目指して物語は加速する。その中には“恋愛”や“セックス”といったデリケートな部分や、社会の中にどう溶け込むかというという難題にブチ当たったりするのだけど、まるで家族や親友が困難に直面した時のように、ともに苦しみ、ともに泣き、ともに凹んだり、また必要な時は防波堤にも、憎まれ役になりながらも、前に進もうとする。
 
映画の最初では奇人変人集団にしか見えなかった組合員たちが、物語が進むにつれて個性的で愛おしい存在に思えてくるから不思議だ。ラストシーンも、ネッロの挫折をきっかけに、組合員たちが以前よりも自立し結束していく様に胸が熱くなる。
 
現実はここで描かれているように物事がすんなり進まないにしても、映画を観れば漠然と危険視しがちな精神障害に対する偏見は和らぐのではないだろうか。
 
観終わった数時間後でも心がポカポカする。出逢えてよかった映画だ。
 
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元『kamipro』編集部員。現在は東京を脱出して三重県在住。フリーライター、通翻訳業は継続中。
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