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東海近辺のライフログ。
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『武神』でもうひとつ話題になっていたカードがこれ。
■武神ルール3分3R
○ クォン・ミンソク[3R終了 判定3-0]クォン・アソル ×

IMG_8258.jpgHIROYAとの対戦経験があるクォン・ミンソクは、“オルチャン”(韓国語でイケメン)というニックネームが示すようにかわいらしい顔をしているが、韓国期待の本格派。いまでも鬼のように強い忠武ジム(韓国メジロジム)のチェ・ヨンジェ館長がビシビシ鍛えている。対するクォン・アソルは『戦極』や『HERO’S KOREA』などに参戦経験のあるMMAファイター。テクニカルではないが、圧力をかけて荒々しく前に出ていくストライカーだ。スピリットMCでは70級の主力ファイター。同じく『戦極』に参戦経験のあるイ・グァンヒのライバルだ。

韓国にクォンという姓は一つしかないので、必然的に両者は親戚同士なのだが、試合前から口が悪いことで有名なクォン・アソルは、徹底的にミンソクを挑発。過剰な発言はほとんどしないミンソクはこれに乗らず、マイペースに受け答えするなど、両者は好対照な性格。

また、両者はファイトスタイルもまったく正反対。テクニックに裏打ちされた華麗なキックボクシングを得意とするミンソクに対し、小細工は一切なしのパチバチファイトが信条のアソル。当然、試合ではアソルがペースを乱そうとして乱打戦に持ち込もうとするが、ミンソクは相手が前に出てくると横にいなしたり、ローで出足を止め、隙があればハイキックをブチ込むなど、多彩で高度な技術でアソルを翻弄。

中盤、アソルの金的がミンソクに入ったが、リプレイを見たアソルは「入ってないじゃないか」と激怒。しかし、これはカメラの角度が悪かっただけでリングサイドからは金的に入っているのがハッキリ見えた。荒削りなのはアソルのいいところだが、こうした些細なことで集中力を切らせると試合ではそれがマイナスに働く。試合全体を通してアソルはアグレッシブに闘い、できることはやったが、ミンソクは随所で効果的な打撃を上下に散らして打ち分け、ポイントを確実に奪っていった。

New14.jpg判定3-0という結果を疑問を持った人もいるかもしれないが、キックボクシングの試合としてはミンソクの完勝と言える内容だった。ハン・スーファン vs キム・セギの試合とは違い、アソルのMMA的な試合ペースに持ち込ませなかったミンソクの技術の高さが光った。アソルはこの試合の経験を活かしてMMAでもっと試合をしてほしい。
 

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