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東海近辺のライフログ。
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大学時代にヘンデルの『メサイア』を歌う合唱団に入っていた。
合唱やコーラスのハモリだけを楽しんでいて、音楽におけるテクニックにあまり興味のなかった自分だったが、大学のサークル活動の4年間で、そうした感覚はずいぶん変化した。
歌唱における発声法や音楽性の理解、作曲者の意図と音楽のメッセージ性などを理解することで、音楽の楽しみ方はずっと深化した。ぜいたくな4年間を濃密に過ごさせてもらったものだと思う。
よりよい音楽には強いメッセージ性と色褪せない魅力があって、それは何百年もの時代を超え、言語や人種の壁をも超えて輝きを放ち続ける。

リンク先の動画は、そのヘンデルの『メサイア』から最終曲のひとつ前のソプラノのアリア。古楽界の歌姫エマ・カークビーのはかなくも美しい歌声は、心が苦しいときに聞くと、涙がこぼれそうになるほどだ。

この演奏自体は1979年のもので、いまより30年以上も前の演奏になる。さらに、この時の録音は、指揮者クリストファー・ホグウッドの手によって、メサイアが作曲・上演されていた当時の編成を再現しようとして、1754年に捨子養育院で行われた演奏を再現したものであるという点。260年前の音楽を当時のままで聴いて、これほど感動できるのは不思議というしかない。


 

If God be for us, who can be against us.
Who shall lay anything to the charge of God's elect?
It is God that justifieth. Who is he that condemneth?
It is Christ that died, yea rather, that is risen again,
who is at the right hand of God,
who makes intercessions for us.
(Romans 8:31, 8:33~34)

神が私達に味方するならば、だれが私達と敵対するだろうか。
だれが神に選ばれたものを訴える事が出来るだろうか。
いや誰もできはしないだろう。なぜならば神が義とするからである。
誰がわれわれをとがめようとするだろうか。
いや、誰もしないだろう。私達のために死んで、
復活した方である主キリストが神の右に座して
私達のためにとりなしてくださるからである。
(ローマ書8:31, 33~34)

 

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