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東海近辺のライフログ。
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ドイツのミヒャエル・ハネケ監督によるクライム・ミステリー。第一次世界大戦前夜のドイツ北部の村で起こる不条理な出来事と子どもへの体罰から人間の心の中に潜む残酷な部分を浮き彫りにする。

4月中旬に観た映画を思い出しながらレビュー。

観た感想。なにやら、ヨーロッパで非常に評価の高かった作品らしいが、個人的には難解すぎて楽しめず。

現代の作品にしては時代感を出そうとして全編モノトーンフィルムになっていて、娯楽作品とはほど遠い作りになっている。

敬虔なキリスト教徒が多く住む閉鎖的な地方の村社会で起こる不可思議な事件と第一次世界大戦以後のナチスの狂気の根源をリンクさせているらしいのだが、日本人にとってはヨーロッパの歴史的背景の現実感に乏しいので、そうと説明されないとなかなか実感がわかない。

また、映画の中で起きる事件の結末も、劇中ではっきりと説明明されるわけではないので自力で見つけ出さなければならないのだが、自分にはよくわからなかった。ということもあって、3時間ぐらいの大作なのだが、かなり我慢を強いられた。

抑圧的な教義の反動が“狂気”を生むというメッセージをちゃんと受取れなかった自分が未熟なのか、映画が難解すぎるのか、判断に困る内容ではあった。
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