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東海近辺のライフログ。
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たまには格闘技の記事を書き留めておく。

2007年3月11日スピリットMC インターリーグ11セミファイナル

○イ・クァンヒ対クォン・アソル× 2分24秒KO

試合自体は、殴りあうだけでキックも少ないし、グラウンドの展開はないので総合的なレベルの判断はできないし、彼らが日本に行ったとしてもグラウンドでキュッとやられる可能性は十分にある。だとしても、韓国格闘技が始まって4年目で、ようやくここまでプロフェッショナルなマインドを持ち、観客を素で熱くさせられる選手が現れたことに胸が熱くなった。間違いなくSMC史上最高の試合だった。

二人は韓国版TUF『GO! SUPER KOREAN』のシーズン2、70kg級のサバイバルに出演した選手で、デビューしてわずか2年の新人。クォン・アソルはスピ以外にもグアムのケージファイトで勝利した経験があり、イ・グァンヒはネオファイトやアングラMMA大会、グラップリング大会で優勝を総ナメにしてきた(グラップリング大会は取材経験あり)。

シーズン2は、ちゃんと追っていなかったので、最初の16人トーナメントに参加していた2人がどうして最終トーナメントから外れていたのか知らなかったのだが、調べてみたらクォン・アソルは負傷でリタイアしていて、イ・グァンヒは「キムチの漬け込み対決で敗れて8人トーナメントに参加できなかった」って・・・んなアホな(笑

実際にはアソル日本に短期留学中だったらしいし、グァンヒにも何らかの理由があったのだろう。試合についてはグラウンドとかいろいろ言いたいことはあるけど、魅力にあふれた選手であることは間違いない。ただ韓国は兵役があるんだよね・・・。あの2年間は弊害以外の何物でもない。
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日曜日にソウルでスピリットMCを観戦。大会前コリアントップチームの人と話していたら、今日はこれから韓国に来ている五味隆典が会場に来るから紹介するよと言われる。試合開始から一時間ぐらいしてから丸坊主の五味選手を紹介してもらい、隣の席で話しながら観戦した。


実際に横で話しながら感じた五味選手は、テレビで見ていたのと印象は変わらず。ざっくばらんで奔放な感じ。韓国のことは気に入ったとか言ってた。


セミの試合でウェルターの新人同士が打撃戦を展開していた時は「これ、二人ともアマボクシングの出身ですか?」と尋ねてきた。あの大会場での盛り上がりと、わずかデビューして二年目の選手たちが壮絶な殴り合いしているのを見て何か感じるところはあったのだろうか。僕にとっては、相当感慨深く興奮する試合だったのだけれど。

五味は、今この時期に韓国に何を求めに来たのだろう。韓国には、日本のように総合に特化した練習環境はないはずだ。ただ、何もかも忘れてバカになって練習漬けになれる環境はある。国士舘大学と韓国体育大学との合同練習に参加しに来たこと、坊主になった姿を見ると、原点回帰を図ろうとしているのかもしれない。


今の総合では体力だけではなく、フットチョークで五味が敗れたように、最新の技術にも対処しなくてはならない。五味の中で前回の試合は、体力面での練習が必要と判断したのかもしれない。まだまだシンプルな技術しか浸透していない韓国では、練習は技術よりも体力中心である場合が多い。文字通り1からのスタートを切ろうとしていて、それを韓国に求めてやってきたのだろうか。


きっと成り行きで韓国行きが決まったような気がするけど、自分のジム運営もあるはずなのに、韓国に来たという点を考えると本気度は低くないのかもしれない。単に迷っているだけなのかもしれないけど。


正直、ファイトスタイルで言うとディアスの方が断然好きなんだけど、あの日の五味のコンディションはとても良くは見えなかった。もっとしっかり試合に集中して出てきてほしかったとも思う。

再出発に際してファイターとしての基礎をどこに見出し、モチベーション上げて、どう復活するか。それは見届けたくなった。


昨日はソウルでFMWの創成期を支えた韓国人テコンドーファイター、リー・ガクスーに会ってインタビューをした。本音を言うと、あまり試合を見たことのない人だったのだが、インタビューの準備のために、ネットで転がっていた大仁田 vs リー・ガクスーの動画を見たら、これがプロレスだけどめっちゃ面白かった。

実際に会ったリー・ガクスーは俺より背が低くかった。あの身体でハイアングルのファイヤーボムを一試合で何度も受けていたのだから、相当身体を鍛えていたのだろう。誠実さがありながらも、人間として陰の部分もあるはず。いまだにFMWの試合をプロレスをリアルファイトと語るあたり、その実直さが泣けてくるし、実に興味深い人物だった。

詳しい内容は次号のkamiproに掲載予定なので、発売されたらご確認をば。
SPIRIT MC8行って来た。

122950710_43.jpgプレスパスをもらったんだけど、韓国語で「キモノプロレス」になってた。知人を介して申請したんだけど、「紙のプロレス」がどういうわけか、「キモノプロレス」になってたというワケ。周囲には「キモプロ」って言われて苦笑い。

デニス・カーンの試合は10秒ぐらいで秒殺勝利だった。

それもそのはず、相手はこの試合がデビュー戦の金魚。デニスも6月のPRIDEでの試合が控えているので、出場を渋っていたらしいが、もともと出場するはずだった4選手のうち3選手が欠場という異常事態で、主催者から懇願されて出場を決意したとのこと。そのため、PRIDEからは「一体どんな試合をさせるのか」ということでお目付け役が派遣されていた。

実際に事前交渉も水面下であったろうけど、そういう事情に合う相手として選ばれたのが今回の選手だったのだろう。で、アルバート・バスコンセロスは、見事ワンパンで倒れ、追撃のパウンドを数発もらったところでレフェリーが即ストップ。


PRIDEファイターの中村和裕も来場。

今回出場する極真空手出身のキム・ジェヨンのセコンドのために来韓したのだとか。ジェヨンは士道館のトーナメントの決勝まで進出し、その大会に出場するために吉田道場などで練習を積んだという。そこで中村選手と面識を深めたとか。試合中、アドバイス送ってたけど、何語で話してたのかな? わざわざ韓国まで来た甲斐なくジェヨンは、格下相手に負けてたけど。個人的には妥当な判定だったと思う。

来週の土曜日はMARS KOREA。客入りは相当悪そうだけど、大丈夫なのかな。「友好的に他団体と交流したい」と発言したMARSだけど、そんなムシのいい話しが通用するはずもなく、既にSPIRIT MCとは選手獲得問題で揉めたそうだし、前途多難のようだ。

格闘技で儲けようと思っている韓国人が考えているほど、格闘技興行って簡単ではないと思うけどね

今週一週間は、本業の授業開始、院通学、原稿書きとで、ちょっと疲れま。週末はゆっくり寝れそう。

先ほど、今月2本目の原稿を書き終えたところ。来月号から、『kamipro』で僕の連載(毎月)が始まるとのこと。タイトルは「INSIDE KOREA」になるとか。

原稿の方向性としては、決してメジャーではないけれど、引きずり込まれるような魅力を持った選手やストーリーを紹介していこうと思っている。こういうことが書きたくなるのは、多分僕の性格によるもので、いつもややマイナーで俺だけが知ってる何かに惹かれていた。できれば韓国格闘技の現状がわからなくても「読める」文章を目指したいと思う。

1回目のネタは編集部的にも気に入っていただけたようなので、この調子で色々取材しながら質を落とさず書いて行きたい。

先ほど、次号のkamiproのエイネモ原稿を終わらせて、編集部にメール送った。

忙しいさなかに、DVD送ってくださったオリゴンさん、そしてハントのところにいるにもかかわらず、ちゃんと2回に分けてメールでインタビューに答えてくれたエイネモには深く感謝。本当に彼はナイスガイだと思う。

個人的にはまとまりがない文章になった気はするものの、面白いネタを提供できたと思う。予定の分量をオーバーしてしまったので、修正があるかもしれないが、久しぶりに韓国格闘技以外のネタだったので気を使った。

これで心おきなく中国に行ける。2月には格闘技の大会も多いし、行きたい気持ちは山々だけど、それらは断念して2/4~2/18まで中国に行く予定。

出来れば旅先から色んな写真とか文を書くつもり。
いまソウルのPCバンでこれを書いている。

昨日は、ソウルに来て真武館韓国本部に行ってきた。

この日は、取材仲間である長谷川永哲ことハイパーキックリーさんと在日格闘家のチェ・ヨンさんが奥田師範と練習しているというので練習を見る予定だった。

が、帰省の準備が遅れて練習はほとんど見れなかった。僕が行ったときは、練習はほぼ終了しており、ヨンさんが練習生にグランドコブラを教えていた。大阪のコブラ会で練習している彼らしい(笑)。


残念ながら、ヨンさんは食事の約束が入っていてそのまま別れたが、残りの4人で(奥田さん+長谷川さん+真武館韓国道場長さん)メシを食いにいった。食い放題、飲み放題で2万6000ウォンの店でかなり牛肉を食った。奥田さんは印象どおりの寡黙な人。主に話の聞き役といった感じ。

でも高校時代のエピソードを聞くと、なかなか素敵な話も出てきた。奥田さんは空手の黒帯をわずか6ヶ月で取得したそうだが、その理由がすごい。真武館では夏休みの合宿と称して、いかにビールを多く飲むのか教える合宿があるという。昼間は限界まで練習して夕方から酒を飲むのだが、飲む前に「次の日に道場トーナメントを開催するから、そこで優勝したら黒帯をやる」と言われた。


参加者はみんな死ぬほど飲んだので、次の日のトーナメントに出られたのはたった3名。そして、そこで優勝したのが奥田さんだったのだ。当時の奥田さんは青帯だったが、見事に黒帯をゲット(笑)。それでいいのか真武館!とも思うが、これはこれで奥田さんの誠実な性格がうかがい知れる素敵なストーリーだろう。


敬虔なクリスチャンとなった奥田さんは酒をたしなまず、2次会はカフェで話をして、結局2時ごろ解散。非常に面白い会だった。
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元『kamipro』編集部員。現在は東京を脱出して三重県在住。フリーライター、通翻訳業は継続中。
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