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韓国にいるあいだは、仕事で本屋に行くことも多い。
本屋で個人的に気になったのは「大韓民国ヌードルロード」という本。この日には買わなかったが、滞在期間中にはゲットしようと思っている。見ていたら、済州島とかにはちゃんとした麺料理の店もありそうだった。行く機会はなかなかないけど、地方に行ったときのひとつの観光目的にできればいいかも。韓国ってなかなか地方色豊かな食文化が少ないからね。
しかし、日本ではけっこうな麺好きの俺でも、韓国の麺類にビビッと来ることは稀だ。
以下、韓国の麺類についての俺の印象。
・冷麺:焼肉の〆か夏場にしか食べないので、食べる時期が限られる。
・カルグクス:麺と両方クオリティの高い店が少ない。白濁スープは◎。
・コングクス:夏場の食べ物だし、味の好みが玄人向けすぎる。
・チャジャンミョン:たまに食べたくなるが、ジャンク過ぎるのが難点。
・ククス系:簡易のにゅうめんだし、味やトッピングに特別さがない。
・チャンポン:辛さ以外のツボが少なすぎる。トッピングにも飽きる。
・マッククス:春川地域限の蕎麦系のピビン麺。探しづらい。
・ミルミョン:釜山地域限の小麦粉系の冷麺。探しづらい。
・チョルミョン:卵麺は好きだが、所詮は冷麺の亜流。
上記の中で追求する価値があるとしたら、カルグクスなのだが、麺がうまい店の当たる確率が恐ろしく低く、探そうという気力が起こらないのが問題。ずっと不思議に思っていたが、韓国人は麺に対する食感において、シコシコした感覚とかコシのある感じとかをあまり求めないのではないかという仮説を立ててしまいたくなるほど。
もちろん、韓国にもシコシコとした食感を表す単語には「쫄깃쫄깃」という表現があるし、料理番組などでもよく使われている。でもそれは冷麺などの冷たい麺に対してのものであって、韓国人は温かい麺を食べるときに麺のコシなど必要ないと思っているのではないか。だいたいカルグクスは、中国でもとくにコシの強さにこだわりの少ない刀削麺をルーツに持つはずの料理だし、韓国ではカルグクスをスープと一緒に茹でて、とろみをつけたまま食べることも多い。
これらが“韓国人の麺のコシ不要論”の根拠なのだが、たまにソン(手打ち)カルグクスの店で、強いウェーブのあるゴワゴワ麺の写真を見たことがあるので、例外というか、一部ではそういう趣向を大事にする店もあるのだろう。
ま、この本をゲットして韓国の麺文化について、もう少し知れたらなとは思っている。
で、その麺つながりでブログのネタをもうひとつ。
最近、ある韓国人グルメブロガーを見始めるようになって、そこで知ったんだが、自分の会社の近くに「忠記麺家」という店でうまいワンタン麺が食えるというので行ってきた。
ここは本店が中国にあって、韓国では珍しい中国本場の麺料理を提供するお店ということで期待していった。注文したのはワンタンメン(大8500w)。ワンタンの中身は海老だそうだ。
注文してから、思った以上に早く提供されたこのワンタンメン。美しい丼ぶりの様相に期待も膨らむ。
スープはすっきり魚介の味がふんだんに感じられる中華スープ。自慢のワンタンは一個にプリプリの海老が2匹入っていて美味! 問題は極細縮れ麺でかなりコシの強い(というかゴワゴワ)の麺。自分は初体験だったので面食らったが、聞くとこれがいわゆる「香港麺」の味なのだそうで、この店では香港で提供する味をそのまま出しているとのこと。
麺がなくなる最後の方で、ようやく食べやすい硬さになっていたが、回数を重ねればこの麺にも慣れてくるだろう。知り合いに聞くと、お店はオープンしてまだ1年ほどのお店だが、かなり有名になっているとのこと。確かにあの味ならば韓国における特異性は際立っているし、繁盛するのも頷ける。で、繁盛するということはあのゴワゴワのコシがありすぎる麺すらも、韓国人は受け入れられるということでもある。
他にもサイドメニューがあったので、次に行った時はいろいろ頼んでみようと思う。
済州島には「コギグクス」というのがある。簡単に言えば豚骨うどん。茹でた豚がトッピングされてる。ソウルでも食えるんだが、ソウルのテジクッパと同様にこってり感が薄い。あれだね、ソウル人は豚のこってりは嫌いなのかねぇ。関心があれば案内しますぜ。2号線聖水駅近く。
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