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東海近辺のライフログ。
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両方とも崩壊とはね。
業界は最悪だな。

日本の経済なんとかよくなってくんねーかな。
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久しぶりに一眼レフのカメラを持ってメシ屋に行ってきた。

自分は中国に放浪旅をしてから本格的に中国の料理を好きになったんだが、日本で食べるぶんには“中華”料理よりも“中国”料理のほうが好き。両者を明確に区別するのは難しいけど、中華料理には日本人の口に合うように味つけしているイメージがあり、中国料理というと、大陸的な料理の原型を残しているイメージがある。ただ、大陸的なイメージを残しているとは言っても、中国本土で食べられる料理も洗練されたものは多くあるので、大衆的な料理がすべて中国料理ではない。

まあ、そんな話はさておき。行ったのは「中国料理 凛華」というお店。埼玉県所沢市下山口にある。マスターが美味しいものも大好きな人で、食べログなどで高評価なお店や業者同士で話題になっているお店があると、暇なときに見つけては食べ歩いたりするのだそう。研究熱心ですな。

マスターはお酒も好きなようで、酒のつまみによいように、5種類の前菜を用意していたりします。
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タコに使われていた青山椒が爽やかでおいしかった。中華なのにアオリイカなどを使うところが心憎いというか。

黄ニラとエビの炒めもの
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黄ニラって高級食材なのだそうだけど、食感はネギのようでいてニラのようなくさみはなく、爽やかさと甘みがあるのがよかった。エビもプリプリ

お店特製の酢豚
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酢豚はいままでそんなに好きではなかったけど、黒酢の甘さがよかった。肉煮絡ませると旨みが出るというか。

和牛すね肉とクレソンの”ピリ辛和え”
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クレソンを和え物に使うってのはそんなに特別ではないけど、純粋な中華の発想から自由な視点で奔放に料理を楽しんでいる感じが伝わってくる。日本じゃ苦手な人もいるみたいだけど、やっぱり八角と牛肉の相性は最高。酒が進むお料理でした。

このタンタン麺は色が綺麗!
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飲んだ後のシメなのに、重さがなくて見た目同様の華やかさが味の面でもうまく表現されていてスープを最後まで飲みきってしまった。うまし!

自家製杏仁豆腐
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この杏仁豆腐、濃厚で堪らんかった! スルリと一気に食べてしまった。もっと食べたかったな

あとは一眼レフじゃないけど、つまみながら食べたものを撮ってみた。
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甘エビのクリーム春巻き。外カリッ、中はクリーミーでトロリ。いいですな。

餃子というと、圧倒的に水餃子派
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韮と大蒜を使わず、青野菜にセロリを使ったサッパリ水餃子。この水餃子にはゴマだれが甘味を引き出してうまい感じで合ってた

ハートランドとか紹興酒もグビグビ
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やっぱり中国で親しまれている刻み生姜で飲むのが好き。できればあっためて。

中華料理のスタイルって本当に色々あるけど、このお店は量さえあればいいというお店ではなく、旬の季節素材と新しい食材の組み合わせも追及する現在進行形の中国料理店という感じだった。創作意欲の面からいうとチャイニーズダイニング的な印象もあり、のんびりカウンターで飲みながら新しい料理を注文したりして長居したくなるようなお店だった。

出版業も外食産業も厳しい時代だけど、誠実さを基本に創意工夫と現在の時代にあったビジネス展開をやってかなきゃいけないなっていう話もできたりして楽しかった。また行きたいですな。


映画『トロッコ』(2009年日本)を観てきた。
例によって飯田橋ギンレイシアターにて。

この作品、芥川龍之介の短編小説『トロッコ』を題材に、舞台を台湾に移して大胆な脚色を加えた日本映画なのだが、作品に雑然としたさまざまなテーマが混在していて全体的に何を訴えたいのか分かりづらい映画ではある。

それが散漫だという人もいるだろうし、実際に色んな視点が混在した作品となっている。自分の仕事が忙しく、家事育児に愛情を持てない日本人妻(台湾人の夫は病死)が家族とどう向き合うべきか苦しむ視点、母によくかわいがられる弟に対し、いつも母を困らせる問題児として忌み嫌われる長男の、母との和解物語という視点、そして日本人になることを望みながら、終戦後に日本から捨てられたことにわだかまりを持ち続ける台湾人のおじいちゃんという視点、そこに芥川の原作『トロッコ』が持つ普遍的なメッセージ性が絡んでくる。

さらには製作陣側から感じられる戦前の植民地政策への無反省な押し付け(とくに台詞面に顕著)など、いろんなテーマをごちゃまぜにしているところがこの作品の面白さでもあり、批判されるポイントになっていると思う。

とはいえ、個人的にはそういう賛否両論など、まったくどうでもいい。そんなことどうでもいいんだよ! 30代になって自分も涙もろくなったと思ってはいたが、映画館でこんなに泣いたのも初めてだったし、人前でこんなに嗚咽を抑えるのに苦しんだ経験も初めてだった。

ただ、作品を観て泣けたということを考えると、自分の中にも製作陣が意図したような押しつけがましい無反省な歴史観があったのかもしれない。日本を懐かしむ台湾のおじいちゃんたちがいることを好ましく、また嬉しく思っているということは、自分もまた歴史を都合のいいようにとらえようとしているのかもしれない。だとしたら、それは台湾人のおじいちゃんたちが、戦後数十年も経っているのに、日本に対する愛を吐露する姿を実際に見たことがあるのと無関係ではないと思う。

けれども、自分が映画を観て悲しいと思ったのは、そういう歴史観うんぬんの部分を刺激されたというよりも、ただ洪流の演技にやられてしまったのだと思う。彼の演技は何かを“演じる”というレベルを超えてそれ“そのもの”であるように見えた。心からの憤懣を吐露した後、涙ながらに見開いた眼、震えの止まらない箸づかい、また自分の最大の願いですらあっさりと突き返す痛いほどのやさしさ、そして娘たちを見送った後の後ろ姿。

最高の円熟味を堪能させてもらった。自分も何かを突き詰めるなら、この境地にまでたどり着きたいと思った。自分にとって映画の出来は二の次だな。

韓国の知人からネタを提供してもらったので、以下に翻訳転載。ソースは聯合ニュース。

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“K-1”の商標権をめぐって日本格闘技団体と韓国業者が衝突(ソウル=聯合ニュース

韓国業者の商標登録に日本の格闘技イベント主催者が反発

日本の格闘技イベントの名称でおなじみの“K-1”の商標権をめぐり、イベントを主催する日本の業者と韓国中小ライセンス業者の間で法的闘争が続いている。
2月22日(株)ケイライセンシングが明かしたところによると、同社の代表キム・ヨンウン(53)氏は、2005年に“K-1”という名称を商標及びサービスマークの特許として出願し、2007年6月にこれを登録した。

キム代表は、この商標を文具用品や家庭用品1000点余りに使用する計画を立て、一部の製造業者と商標使用契約を結んだ。K-1の主催者である(株)FEGは、こうした事実を確認した後、「これは明らかな模倣出願で、消費者を混乱させる可能性がある」として韓国の特許審判院に登録無効の審判を請求。

しかし特許審判院は2009年に、スポーツ設備管理業、室内競技場経営業、体育教育業といったK-1のイベントに関わりの深い10種余りの商品に限っては商標登録を無効としたものの、残りの部分については原告の請求を棄却。審判院は、この判断理由について「特許を出願した2005年当時に“K-1”という商標が著名な標章であったと証明する根拠はない。また被請求者が請求者に損害を加えようとするなどの否定的な目的を持って標章を使用したという証拠はない」と説明。

(株)FEG側はこれを不服として韓国特許法院(裁判所)に訴えたが、2010年に韓国法院も「ボクシング靴、運動靴、テコンドー着などの関連商標についての登録を取り消す。残りの商品とサービスについては消費者を欺く心配があると認められない」として一部の品目に限ってのみ無効判決を下した。

商標登録の登録無効訴訟が一段落し、この商標権紛争は終了するかに見えたが、さらに(株)FEG側は特許審判院に商標権取り消し審判を請求し、両者の争いは続いている。

現行制度では、商標を登録してから3年以上国内で使用されていない場合は利害関係人などが該当商標権の取り消しを請求できる。

(株)FEGの代理人は「(株)ケイライセンシング側は、悪意をもって商標を盗用した。ひとまず無効訴訟に対する法院からの判断は受け入れたが、取り消し審判の請求を通じて我々の正当な権利を取り戻す」と述べている。

これに対し、(株)ケイライセンシングのキム代表は「“K-1”の“K”とは“Korea”を意味すると見ることもできる。日本の業者が独占してはならない」と反論しながら「3月中には最終審理が下されるだろうが、それ以後は“K-1”が韓国中小業者の誇らしいブランドの一つであると認められるだろう」と語った。

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ケイライセンシングという会社の代表は「“K-1”の“K”は“Korea”の意味」とか意味不明なこと言ってるけど、2006年3月には格闘技専門雑誌『Holos』(雑誌はすでに消滅)にこんな記事があったことを発見。以下に翻訳転載。

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(株)ケイライセンシング、K-1と協力して商品化事業に参入! 

(株)ケイライセンシングがK-1を主宰するFEGと協力して本格的なK-1商品化事業に参入する。(株)ケイライセンシングはK-1WGP、K-1MAX、HERO’S、Dynamite!!などのFEG格闘技ブランドとチェ・ホンマン、セーム・シュルト、ボブ・サップなどK-1選手の肖像を利用した商品化事業のために、3月17日にFEGと公式エージェント契約を締結したと明らかにした。

今回のエージェント契約締結はFEGのK-1グローバルブランド戦略の手始めとなる。(株)ケイライセンシングは公式契約を通じてFEGとともにそれぞれのノウハウを発揮し、K-1商品化事業を促進するものと見られる。(株)ケイライセンシングは今回の契約を通じてFEGが保有している各種の知的財産に対する商品化事業、著作権侵害商品の調査と法的対応、事前・事後管理と監視、諮問業務を担当することになる。

(株)ケイライセンシングは格闘技人気が長期的に上昇していくと予測し、すでに数年前からこれを分析したうえで企画したという。これに伴ない、オンライン、オフライン上で多様な商品化ビジネスを展開させることで格闘技ファンはもちろん、老若男女すべての人が楽しめるスポーツ商品を作り出されるとの期待が高まっている。また今回のエージェント契約締結を通じ、(株)ケイライセンシングは今後の格闘技用品市場の発展とともに、衣料品、文房具、玩具、サービス業だけでなく、キャラクター開発やモバイルなど、各種オンライン商品を組み合わせていく計画だ。(株)ケイライセンシングのキム・ヨンウン代表理事は「今後、市場においてK-1関連商品がすぐ見られるだろう。K-1の一般大衆への認知度の高さと今後さらに発展する可能性を土台にし、低迷した市場に活気を吹き込みたい」と語った。

2006年3月『格闘技専門月刊誌Holos』のオンライン記事より。

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これを読むと、FEGと合意のうえでK-1の関連商品を扱うことを明言しているけど、それは(株)ケイライセンシングのキム代表の言葉からでしか確認できないため、本当にFEGと契約を締結指していたか、それともなんらかの口頭合意があったのかも不明だが、2005年の時点ですでに商標登録を勝手にしていたのを見ると、かなり怪しい思惑があったことが読み取れる。
まったくFEGとの契約なしに、このようなビジネス展開を続けていたのなら、その厚顔無恥ぶりたるやたいしたものだが、こんな記事があってもなお「被請求者が請求者に損害を加えようとするなどの否定的な目的を持って標章を使用したという証拠はない」と言える韓国の特許審判院は凄いね。

ほかにも情報を探ってみないと分からないけど、現時点で分かっていることの中間報告ということで。
 


■『オカンの嫁入り』(2010年日本)

ギンレイシネマの会員なので、遅れてロードショーやってる映画が格安で見られるんだよね。年会費払ってるから毎回タダで見てる。もうDVDで発売される直前に上映してるところがギンレイだよなあ。

で、本当は別に見なくてもいい映画なんだが、仕事が早く終わったので見てきた。

まー、タイトルとか予告編でだいたいの内容を予想できるというか、安っぽいストーリーなんだよねえ。30分ぐらいの短編映画とかでいいんじゃないだろうか。パンフレットとかのあらすじとか何を書いてんだろうね。ちょっとでも書いちゃったら内容全部分かるじゃん。スッカスカだし。

シナリオが単調なので、変化のない宮崎あおいの大根演技を観るのもつらかった。葉桐谷健太はよかったけど。

単純に好みの問題だろうけど、もっと気骨のある映画が見たいんだよな。
週末は色んな人に会いに行ったんだが、土曜日は兄宅に行ってきた。
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2月に出た書籍で手伝ったもらった兄貴夫婦と義弟にお礼と書籍を渡すため。
4ヵ月の姪はちょっと女っぽくなってたかな。
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夜は火鍋をごちそうになった。
連日食事をごちそうになり、ちょっと申し訳ない気もしたが楽しかった。
週末は知人宅で自作味噌の手伝いに行って来た。
その知人は彼女の友人なので愛知県出身。作るのは赤味噌だった。
大豆を圧力鍋で煮る作業は知人がしてくれて、俺らは味噌を挽いて容器に漬ける作業までを手伝った。
大豆に入れるのは米麹。
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こんな色してます。

んで、作業を始めようと思ったら、フードプロセッサーが故障して途中まではすり鉢を使って自分たちで大豆と米麹をつぶす作業をしてた。これがいちばん大変だったけど、途中で新しいフードプロセッサーが登場して作業はあっという間に終了。すり潰す作業もけっこうおもしろかったんだけど、米麹は固くてなかなか潰れなかった。
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容器に入れるときはハンバーグをこねる時みたいに丸くしてから、容器の中に投げつけて中の空気を抜く。この作業もなかなか楽しかった。

で、こちらが一年前に作った味噌(上)と今回作った味噌(下)。
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一年でこんなに赤くなるとは不思議。この日は2年前につけた味噌を使った鍋を御馳走になり、2年前に作った自作味噌をもらって帰った。自作したほうが安くなるというのは間違いで大量生産した方が味噌の価格は安くなるのだそうだ。

意外と面白かったし、自分で作った方が食材というのは大事に使うようになるので、来年以降は自分たちで作ってもいいかなと思った。
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