東海近辺のライフログ。
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■『トイレット』(2010年製作日本)を観てきた。
まあ、観ての感想は「舞台をカナダにしようと、演技者のほとんどが外国人であろうと、結局は完全な日本映画だな」ってこと。良くも悪くも空間芸術なんだよなー。「みなまで言うな行間を読み取れ」って感じの。
それが悪いわけではない。日本映画らしいと言えばそうだし、ちゃんと色々な皮肉や矛盾、製作者や作者の投げかけるヒントは感じられるし、それをどう解釈するかの幅を持たせた作りになっているとは思う。
ただ、その“緩い感じ”を日本映画独特の“アーティスティックさ”と感じるか“退屈さ”と感じるかは人それぞれ。自分は正直言って退屈さを途中で感じたし、「考え込めば見つけ出せるかもしれない壮大なメッセージ性」を考えてみようとしたが、そんなに大層なメッセージがあるとも思えなかったし、考えるのが馬鹿らしかった。
かといってつまらなかったわけでもないが、ネタをふっておいて最後まで描き切れていないと感じたし、もっと表現したいことをコンパクトにまとめられただろうと思った。キャラも生かし切れていないし、メリハリがなさすぎた。
私小説のような映画でもいいんだけど、エンターテインメントとして上を観る必要はあるんじゃないの?
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