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東海近辺のライフログ。
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ヴァーサ博物館に行ってきた。
ヴァーサ号とは、1628年に完成したスウェーデン海軍製造の伝説的な軍艦のことなのだが、処女航海で即座に沈没してしまったという歴史的な悲劇の巨大戦艦という点で、時代と経緯は違うものの、日本の戦艦大和を思い出させるスウェーデンの戦艦だ。

しかし、このヴァーサ号の凄いところは、沈んだ船がフナクイムシなどのいない低温の海底に沈んだままだったため、1956年にヴァーサ号が発見され、低温の海底でほぼなんの損傷もなく保存されていたことで、船体の95パーセントが完全に残ったままでサルベージされたことだろう。
さらには、ヴァーサ号に関しては333年の時を経て海底でヴァーサ号を見つけた難破船ハンターの存在や、今もなお原因不明であるというヴァーサ号の沈没の理由など、興味深いものが多い。現在では、引き上げたヴァーサ号の記念館がユールゴーデン島に建築されている。今回はそこに行ったというわけだ。

まずは、腹が減ってはいかんと言うことで、ヴァーサ博物館前にある屋台でホットドッグをゲット! 肉はマトンにしてみました。(゚Д゚)ウマー。
中に入ると、記念館は実際のヴァーサ号を丸ごと入れてある。建物は四階までぶち抜きの吹き上げ式となっており、真ん中にドカーンとヴァーサ号が鎮座しているのである。はっきり言ってかなりでかくて見ているだけで壮観。船にはかなり細やかで美しい装飾がなされており、それを眺めているだけでもかなり楽しめる。
腹が減ったので博物館の中で昼食。同行した人とともにイワナのソテーに肉団子(スウェーデンの名物)セットを注文したのが、味付けがショパー! 塩味の濃さは北国の常とはいえ、かなりしょっぱかった……。
店内の展示物を見たり、後で調べたりすると、難破船ハンターは実際には海洋考古学者のアンデス・フランツェーンという男だったということや、ヴァーサ号が沈んだのは試運転の際でわずか100mしか進まない時点で沈んだとか、沈んだ理由は船体を高くし過ぎて大砲を積み過ぎたこととか、少々現実を知らされたりもするのだが、それでもこの博物館は映像資料も研究資料もかり豊富で、しかも見る者を飽きさせない工夫をかなりしてあるので、なかなか楽しかった。
 
 
 
 
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