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東海近辺のライフログ。
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韓国・ソウルには他民族の形成する居住区域があるという。調べると、以下のような感じになっているらしい。

・梨泰院:米軍基地を中心とした多国籍タウン
・加里峰洞:東北地方出身者や朝鮮族街
・ソルマウル:フランス人街。フランス学校設立を機に
・東部二村洞:日本人街。主に駐在員の住宅多数
・延南洞、延禧洞、東橋洞:北京・山東省出身の中国人街
・明洞:元中国大使館周辺に小規模な中国人商店あり
・大学路:毎週日曜日フィリピンマーケットが開かれる
・東大門・光煕洞:中央アジア・ロシア人街が密集
・崇仁洞、昌信洞:小規模なインド・ネパール人街

上記のマイノリティ・エリアの中で(食欲の観点から)興味があるのは、やはり中国人街かアジア系エリア。 加里峰洞と光煕洞は経験済みなので、最近ききさんから得た情報をもとに、行ったことがない東橋洞を探索した。常宿の新村から近いし、週末の散策にちょうどよかった。

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某サイトの情報によると、1992年の中韓・国交交正常化のあと、国家間の交流が活発になるにつれ、全国のあちこちに中国人タウンや中国系商店が増えていき、この弘大入口駅の北部には華僑中学校があることから、その周辺となる東橋洞、延南洞、延禧洞にに華商の中華料理店が多数できたのだとか。

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実際に行ってみると、加里峰洞の朝鮮族街とは違い、この周辺には華僑系のレストランが10数店舗あった。いちばん多かったのが円卓を囲んで本格的なコース料理を楽しむ高級中華料理屋。次いでそ小吃できる店が3~4店舗、羊肉串店は1店舗程度だった。店を営むのは北京や山東省出身の人たちが多いという情報あり。

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今回は探索に来ていたので、様子見で1店舗に入店。訪れたのは「梅花」というお店なのだが、ここは店外にメニューを写真つきで紹介していたので入りやすかった。店内は重厚な雰囲気でやや高級感があり、韓国発の高級中華料理店と相通ずるものがある。とりあえずメニューを見たが、コース料理主体の内容で全体的に値段が高い。今回は昼食時に1人で訪れたので、麺類を注文することにした。

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種類は豊富。写真で撮ったものを文字化すると、炸醤麺(チャジャンミョン)、回鍋炸醤麺、三鮮炸醤麺、三鮮大滷麵、炒碼麺(チャンポン)、三鮮炒碼麺、肉絲炒碼、三鮮温滷麵、大蝦湯麺、牛肉湯麺、四川湯麺、鶏絲麺、水炒麺、広東麺、梅花麺、翡翠冷麺、蜊子炒碼麺、特三鮮蜊子麺、海草蜊子麺となっていた。

漢字を探すの苦労したぜ。チャジャンミョン、チャンポン系にはそれぞれ上位のバリエーションをもたせている。漢字の難しいものを調べてみたら、三鮮大滷麵は五目うどん、三鮮温滷麵はウルミョン(八宝菜の麺版)、水炒麺は水分が多目のヤキソバ、梅花麺はこの店のオリジナルで辛い料理だった。蜊子は牡蠣、蝦はエビを意味する。あと、知らなかったけど、キスミョンって鶏絲麺のことなのね。鶏絲ならケシルミョン、中国語読みならジースーミェンなんじゃね? 

お店のイチ押しは牡蠣チャンポン系だったようだが、味が予想できるのでパス。他には大エビタンメンが旨そうだったけど、弘大でエビワンタン食べたばかりだなので、四川湯麺(7000w)を注文。

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山椒が多目に使われたものが出てくるのかと思ったら…、四川湯麺って韓国でよくある白チャンポンのことだった……。orz 悩んだ俺の時間を返せ。味は前に他店で食べたことのあるものと変わらず、ピリ辛で海産物満載、麺は加水率高めのふにゃふにゃ卵麺。これだったら、ここで食べる意味もなかったと後悔したのだった。

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この失敗でちょっと気になったのは、本場の料理のはずなのに、チャジャンミョンやチャンポンが麺類の主体になっていたり、メニュー構成が韓国系高級中華料理屋と近いこと。メニューは豊富だけど、内容は韓国人の舌に合わせようとしたものが多い気がした。その擦り寄り具合が強いんであれば、ちょっと期待はずれだし、わざわざここに来て食べる必要もない気もする。

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まあ、次回は高級そうな店は避けて気軽に小吃できる店を試してみるとしよう。帰りに陸橋から延禧グルメ通りのほうを遠目から見たのだけど、規模の大きい中華系の店がいくつかあるようだった。延禧洞のほうには中国からの観光客が団体で来て食事する観光食堂があるようだけど、それだったのかもしれない。時間があればそっちの方も探索してみるか。

以上、東橋洞の中華街探索・視察編でした。

 
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