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東海近辺のライフログ。
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過去2年間、だいたい半年ごとに更新している一言レビュー。
今回もざっくり行きます。

・セスタスシリーズ(第一部完結、第二部連載中)
最初の10巻ぐらいまでの絵の下手さと稚拙な描写に耐えてからは確変。格闘モノとしては近年にない熱さと高揚感が楽しめる作品に成長した。今後に大きな期待◎

・それでも街は回っている(連載中)
『外天楼』でこの作家を知ったのだが、探偵好きキャラの登場、とぼけた作風、淡々としつつも温かな世界観が心地よい。まったりしすぎだが、意図してのことだろう○

・軍靴のバルツァー(連載中)
ちょっと青臭い絵柄と人物描写に萎えつつも、物語の展開と切り口にそこそこのポテンシャルを感じる作品。あと10巻ぐらい続けば、絵も展開もこなれてくるので。△

・めしばな刑事タチハナ(連載中)
とにかく食にうるさい中年オヤジがB級グルメを語り尽くす。居酒屋で延々と持論を聞かされる不快感とマニア的趣向が一致した歓喜が混在する不思議な作品○

・シュトヘル(連載中)
『皇国の守護者』で鬼才ぶりを見せつけた伊藤悠の新作。最初は取っつきにくいが、次第に本領発揮。青臭い清貧さと猛々しい男の野望を描かせたらピカイチ。◎

・坂道のアポロン(完結したが、最新作は未読)
少女マンガ然とした超絶BL臭にたじろぐが、内容は昭和の荒削りな時代性、音楽と純情、青春時代の友情と嫉妬という要素をうまく組み合わせた良作○

・星を継ぐ者(連載中)
宇宙者としては淡泊な画風だが、有名な原作の漫画化だけに作り込まれた世界観は安定感あり。ただ、ダイナミズム不足で読んでいてもテンションは上がらない。△

・あんどーなつ(完結しているが、読んでる途中)
和菓子職人の話。江戸っ子の人情と職人の誇りと厳しさを描いた作品だが、登場人物にはいい人しかいないし、主人公が優等生すぎるのが難点。△

・GREEN(完結)
二ノ宮和子にしてはアッサリテイストの農業マンガ。人物描写や展開が淡泊で、掘り下げもあまり感じられず、盛り上がりのないまま話は終了する。う〜ん…。△

・悪の華(連載中)
思春期の性的自我をテーマとし、抑圧された欲望を吐き出して自分をさらけ出そうとするあまり、逆に自我を崩壊させてしまう十代の脆さを描く。興味深い内容○

・ラストイニング(連載中)
野球版GIANT KILLINGという感じ。監督やキャッチャー目線の戦略的内容はいいとして、いきなり甲子園出場を決め、さらに勝ち進む内容は虫が良すぎる…○


今回、印象に残ったのはセスタスとシュトヘルという格闘モノだった。外天楼、それでも街は回っているの石黒正教、皇国の守護者、シュトヘルの伊藤悠は、かなり好みな作家だと分かった。もっと他の作品も読みたい。
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