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東海近辺のライフログ。
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CAFE BLUE FAIRYってところに行ったんですよー。
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なんかー、お店は古洋館っぽい感じでー、洒落てるなーと思ったら、カフェいっぱいに人形が飾ってあったんですよー。
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人形の中にはヲタクが好きそうなコスプレ人形やボインな人形ちゃんもあったりしたんですよー。
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断っておきますが、決して僕にはこういうシュミはないわけでぇー、たまたま! 本当にたまったま韓国の古くからの友人(しかも格闘技関係)に連絡したらー、「私、いま合井でカフェやってるんですよ」「え! 僕も今韓国にいて、合井で働いてますよ。近いじゃないですか!」なーんて会話になって、遊びに行くことにしたんです。

そしたら、会社から徒歩3分の距離にあったという……。

ただ、入ってみたらお人形さんだらけで、ちょっとびっくりしちゃったんですねー。
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友人も自分も、人よりも大柄な身体なもので、2人が人形に囲まれながらお茶を飲んでいるというのも、不思議な感じでしたねー。何で球体関節人形なのかっていうと、友人の奥さんの仕事関係らしいのです。オープンして1年経ってないようなんですが、すでに週末は予約客でいっぱいというマニア垂涎の空間になっているとか。すごいですねー。

なのに、僕たちときたらしゃべってることは格闘技の話ばっかりでした。人形が目当てでなかった証拠に、こんな写真もとってきたんですよー。
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THE OUTSIDERのミニサイズのレプリカベルト。日本の格闘技団体のベルトは韓国で安く作られて輸入されることが多いんですよ。

 

 
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今回はフェリーで韓国に来たんだ。
境港(鳥取)→東海という過疎ライン。往路、復路ともに一週間に一本という使い勝手の悪さ。

日韓を代表する地味地域、韓国の東海岸と鳥取・島根が手を組んだって、何が起こるわけでも……という感じで、ガラガラの船内をまったり楽しみつつ、船旅を楽しもうという魂胆。
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しかし、米子から境港行きの電車に乗ったんだけど、境港はゲゲゲの鬼太郎の作者・水木しげるの生誕地らしく、電車といい、米子の駅といい、水木しげるとのコラボでガチャガチャした感じになっていた。ちなみに米子駅はねずみ男の駅らしい……。
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NHKの朝の連ドラにも取り上げられたりして、その時期あたりに観光資源として開発をしたのだろう。韓国からの観光客にとってはあまり意味はないかもれないが……。

境港から無料のリムジンバスに乗ってターミナルに行ったのだが、着いてみてちょっとびっくり。 
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韓国からの団体客さんが多いんだわ。あたたたた…。けっこうな乗船率じゃありませんか。ほとんど中年層の韓国人観光客ばっかだけど。みんな不思議と登山用のザックを携えていたので、大山でも登山してきたのだろうか。

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レストランも団体客でイパーイだったので、急速に気持ちが萎えてしまい、ビール(ロシア産を期待していたけれど、なぜかフィリピンのサンミゲルだった)とスナックを買ってすぐに自分の二段ベッドに戻ってぐびっとやって就寝したのでした。東京からの夜行バスでの移動のあとだったから疲れていたし。

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今回の船旅で印象に残ったのは、けっきょく境港側の窓口で対応していたちょっと大柄なロシア人のミーナちゃんがかわいかったことぐらいかな…。
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定期的にやります。

まずは東海のサゴルコムタン。なかなかうまかった。東海駅のすぐ近くにあるお店で、早い時間だったからかおばさんが一人で切り盛りしていた。お店は小奇麗で店内に花があったところを見ると、開店して間もない店だったのかもしれない。
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牛骨を白濁するまで煮込んだスープは荒々しいタイプのものではなくて、胃にやさしい味だった。スープの中にはコラーゲンつきの肉片などが入っていた。赤飯っぽいメシもうまいし、生姜がきいていてシャキシャキ感の強いキムチもやたらうまかった。しんなりして水っぽくてしょっぱさに走りがちな日本のキムチとはやはり違う。
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コムタンはジジイの食い物というイメージなんだけど、あのやさしい味を食べに来ているのかなと思いきや、結局みんなスープにタデギとか、キムチの漬け汁とかをドバドバ入れて赤くしちゃう。なんなんだろうね。辛くするなら別の店でいいじゃんと思ってしまう。でも、スープの中にご飯を入れるクッパプ系の食事は、相対的に噛む回数が減るから消化の面でもあんまり体によくないんじゃないかという気もするけど、どうなんだろうね。

まあいい、次。

お待ちかねの羊肉ですよ! 
新村のお店で盟友・ききたん大先生と食ってきました。お店の中のおばちゃんが八王子で五年間住んでいたという朝鮮族の人(俺のパソコンは超専属と変換しやがった)で、俺たちが日本人だとわかると、仕事ほったらかしで話しまくって、日本のスナックで働いていたノリで「私もビールもらっていいかしら」とねだり、本当にグビグビ飲みながら仕事してた。ちなみに店主ではなくただの店員。ツワモノだ。
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うるさかったけど、「ワタシ不法滞在デ退去サセラレタカラ、5年間ハ日本ニイケナイ」「モシ独身ナラ偽装結婚シテヨー」「日本デタクサン儲ケタケド、半分グライパチンコニ使ッタアルヨー」などと、エネルギッシュでバカバカしい話をブッ放して楽しませてくれました。
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サービスもしてくれたしね。羊肉串4人前とビール4本で1人3000円。とくべつ安くはないが、羊肉の品質に安心感があった(個人的にはあまり気にしないポイントだけど)。

さらに次。

会社の歓迎会で連れて行かれたのがサンテギプルコギというお店。弘大と合井のあいだ当たりにあるのだけど、やたら盛りとサービスのいい店だった。オイオイ、ラーメン二郎かよ! とつぶやいてしまうほどのネギの山(二郎はモヤシの山だが)。その中に挟まれた大量のプルコギ。プルコギってクズ肉をあまーい味つけで食べるので、牛肉料理にしては自分ランキングではかなり下のほうの料理だったんだけど、このお店のおかげでちょっと印象がよくなった。
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途中で「鍋のスープは薬膳だから飲め」とか言われて「いや、それはアクの固まりじゃん」と思ったけど、意外と悪くなかった。サービスで鍋に冷麺とか生卵などをガンガン入れてくれるのだけど、そんなにもの凄い発見ではないけど、勢いはあるというか。甘い味つけは飽きやすいけど、ネギや韓国タンメン、キノコ類がこれでもかというぐらい出てくるので、味の変化は楽しめた。3人前でお腹いっぱい。

昼も盛りがいいことで有名らしいので、また行ってみようとおもたアル。

以上ムダ話withメシの話でした。

 

それはねー、なんか自転車みたいですよ。

韓国に来るのは今年の1月上旬以来なんだけど、気づいたのは、やたら自転車に乗っている人が多いということ。東海からソウルに移動するときにも、高速道路に併走する一般道を集団でサイクリングしている人たちを何グループか見かけた。

ウチの韓国本社の出版社でも1月の企画会議で自転車関連本を出すことを検討していたけど、ちょっとトレンドな物になってるみたいだ。

まあ、大して高くない山に登るのにも大層な装備でたち買う韓国人らしく、自転車の場合もヘルメットと全身サイクリング用のスポーツスウェットらしいのを着用してたなあ。けっこう韓国人ってスポーツとか、何かにはまってやるときはガッツリ格好から入っていくよね。ちょっと可笑しい。

でも、韓国で自転車乗る場合は下手したら死ぬ確率が高いから、フル装備で乗るのは大正解だと思う。
道でこぼこだし、車の運転は荒いし、これからの時期は黄砂も殺人的な量に増えるし。

俺も韓国ににいたときは、さすがに自転車に乗りたいとは思わなかった。でもそんな自殺行為を高校の先輩は20年も前にやっているんだよね。それも下関から自転車持ち込んでソウルまで縦走するというツワモノぶり。

言葉も知らずに体当たり旅行でやりきったとか。その勢いで中国を横断するぐらいやってくれたら、立派な本になりそうだな~。あったら俺も読みたいもん。夜な夜な韓国では旅人宿、中国では招待所とかの安宿に泊まってガクブルするとかの展開なんて面白そう。どうせなら自分が実際にやって本にしてしまうというのがいちばん早かったりして。

楽しいことを考えると妄想も膨らむね。


 

また韓国に出張に来ています。

今回の滞在は一ヶ月ぐらいになるかも。
週末から東京→(夜行バス)→松江→江津→境港→(フェリー)→東海→ソウルという行程で入韓。
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とりあえず、久しぶりの韓国は前に当たり前だと感じていたことがあらためて新鮮に感じられる。

自分の韓国料理に対するハードルと舌の感覚はかなり下がっていると思うけど、普通にキムチうめえよなとか、車の右側走行に驚いたり(そのくせ左ハンドルはしっくりくる)、人々のざっくり大雑把でフリーダムな行動に目を見張ったり、自分の韓国語の聴き取り能力が低下しているのにガックリしたり(これ、けっこうダメージでかい)……。

昨年3月に3週間ほど滞在した新村の宿にすんなり入れたりして運気はよさそうなので、がっつり働いてがっつり楽しんでこようと思います。
 

そういえば、2月にJUDAS PRIESTの武道館ライブ行った。

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同行したのは高校時代に仲のよかった同級生と後輩(2人は兄弟)。忙しい時だったからゆっくりできなかったけど、凄く感慨深かった。

メタルって音楽の中で唯一卒業のある音楽だって誰かが言ってたけど、俺たちに関してはそんなことなくて。高校時代に熱狂した音楽を心から楽しんだ。
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好きな音楽であればあるほど、また時代性の強い音楽であればある程、自分がその曲を聴いていた当時に何をしていたかが濃厚に記憶として染みつく。JUDASはそんな記憶が最も鮮明に染みついた音楽。

高校時代は悪さばかりやってて反省も多いので、あまりちゃんと振り返りにくいのだけど、自分にとって青春時代だったことは間違いない。そして目をそむけたくなる事実というのも、また自分を構成する一部分であって。

毎日ストレスの発散場所を求めて爆発していたけれども、最も純粋で荒削りな自分であった。そんな時代を共有した友人と一緒に聴いていた音楽を、いまになってまた一緒に聴きに行くことになるというのは不思議な感覚だった。
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過去の記憶も、自分がとった行動も、事実として抹殺はできない。自分史の中で“間違い”として認識されることの多い高校時代だけど、否定して向き合うことを避けるだけの記憶ではないはずなんだよね。

記憶も関係性も卒業なんかしてないのだから。

 

自分には誇れる友人がいます。
彼は真摯に、懸命に生きます。

彼の成長が自分への刺激であり、切磋琢磨してともに成長してきました。
自分が全力を出しても、彼に勝てるかわかりません。
彼の存在は自分にとって大きな喜びです。

大切な友人ですが、頻繁に連絡を取り合うわけではありません。
けれども、魂の部分では常に彼とつながっていると信じています。

彼に器用さはありません。
それゆえに彼の朴訥としたたたずまいを「愚鈍」と言う人もいます。
そう思う人の感性を否定はしません。

けれども、どんなに器用で世渡りのうまい人間でも、
誠実さの前にはひれ伏すしかないことを強調しておきたいと思います。

よき競争相手であり、
よき話し相手であり、
よき友人である彼の存在は
心の底から有難く、誇らしく思います。

これからもお互いの関係性が変わらないことを願っています。
そのために、自分も懸命に生きます。





 

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元『kamipro』編集部員。現在は東京を脱出して三重県在住。フリーライター、通翻訳業は継続中。
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