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東海近辺のライフログ。
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効率よく移動するために、今回は外国人向けのツアーを使ってトルコを回った。そのため深夜バスを何度か利用した。面白いのはトルコの長距離バスにはアテンダントが必ず乗り込んで、懇切丁寧に水を汲んだり、お菓子を持ってきたり、コップを回収したり、実に細々しく働くのだ。長距離バスだから必要以上の水分摂取は避けたいのに、コーヒー、コーラに水など、さまざまな種類の飲み物とお菓子を何度も持ってきてくれる。

トルコのアテンダントはみんな個性的。最初の人は気のいい中年オヤジでみんなに笑顔を振りまきながらサービングをし、二番目の初老のアテンダントは寡黙な人だったが、コーラを僕のヒザにぶちまけ、無言でナプキンを渡して行った。次の若くてスラリとした青年は「キミの隣の席には今回、誰も来ないよ」といろいろ情報をくれた。最後の小太りの若者アテンダントは、ずっと水を断っていた僕に、最後に大量のお菓子をくれてウィンクしながら去って行った。

バスの中は、けっこう賑やかなことが多かった。地方から出てきたおじいさんが周囲の人と仲良くなり、お菓子を買ってみんなに分け合いつつ外国人との会話を楽しんだり、僕の前に座った赤ちゃん連れの若夫婦の旦那さんは「この先はトイレ休憩がかなり無いから、ここでトイレに行っておいたほうがいい」とか、いろいろ気を使ってくれた。

文化交流の場所としても、トルコのバスの中はなかなか飽きずに楽しめた。
 
 
 
 
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イスタンブール観光初日のこの日、いい天気なのと、時間が余っていたのでユーラシア大陸最古の地下鉄が通る街、テュネルを訪れることにしました。
これは地下鉄ではなく、路面電車。非常に短い区間だけを走る路面電車です。トルコにはさまざまな形態の電車があって、乗り物好きにはたまらない国です。

このテュネルは、比較的新しい新市街地として若者に人気の街だとか。
しかし、街並みは重厚なヨーロッパ調の建物がズラリと立ち並びます。

路面電車が通る道を車も人も自由自在に歩きます。
わき道に入って道草食いながら見物するのも、非常に楽しかったです。

どうです? この暑苦しいまでの重厚さ。
これがズラッと立ちならぶと壮観なのです。

帰りは、世界で二番目に古い(1874年12月完成)という地下鉄に乗りました。
正確には地下ケーブルカーというシロモノ。このマークの下に降りて行きます。

1910年ごろまでは馬を動力に使って動かしていたと言いますが
その後は電力化され、今に至るようです。

時速25キロしか出せないようなのですが、乗り心地は悪くありません。
といっても全長はたった573メートルしかないので、すぐにカラキョイ駅に着いてしまいます。


こうして丸一日イスタンブール観光をして、夜行バスで次の目的地であるカッパドキアに向かったのでした。
 
 
 
 
初ヨーロッパなものでして、僕は古代ローマの水道橋も見たことはありません。

なので、一度は水道橋とうものを見たいと思っていました。
トルコでまさか見れるとは思っていませんでしたが、見れました。

これは、完成させた皇帝ヴァレンスの名前を取って“ヴァレンス水道橋”というようです。
378年完成したというので、1600年も前の遺跡になります。

いまもこの橋の下をガンガン車が通る道になっています。
世界遺産の下を車が遠慮なく走るっていうのは珍しくはありませんが、観光客にとっては多少奇妙ですね。

本当は橋の上には登れないのですが、この日は数人の人間が橋の上を歩いていました。
ちょっと羨ましかったけど、真似して上へあがる度胸はありませんでした。登れそうでしたけどね。
 
 
 
 
イスタンブールでは、地下宮殿にも行きました。


トルコ人は、古くから地下に潜る癖があるようで、このあとで訪問するカッパドキアのカタコンベともいうべき地下都市の発達具合など、通常の文化発展の形式とは多少ベクトルの違うものが現存していて、現在も観ることができます。
ここに降りた瞬間ド肝を抜かれました。

かなり広大な範囲にわたって、地下都市というか、宮殿のようなものが残されていたのです。
Wikiによると、ここは宮殿と言うよりも貯水池として使われたようで、東ローマ帝国時代の皇帝ユスティニアヌスによって建設されたものだとか。

合計336本の大理石円柱が地上を支え、現在も地下の空洞を守り続けている様は、圧倒されるものがあります。
円柱のうち98本は5世紀に流行したアカンサス柱頭を備えたもので、流行遅れの在庫処分品であったとか。

まあ、そういう聞くと多少萎える時代背景はいいとして、ここの柱には地下宮殿にふさわしいオドロオドロしいというか、正直言って趣味の悪い柱がいくつか見られたのが、この場の雰囲気に合っていて秀逸でした。
これは目玉の装飾が施された柱。この柱の周辺に来ると青いライトで照らして不気味さをより一層演出をしてくれるわけですよ。

まだまだこれで終わりではありません。
こうしたメデューサの顔を柱の土台とする演出は、薄暗い地下宮殿の雰囲気と相俟っておぞましさを増大させていました。

一個だけじゃないですよ。
メデューサの顔が逆さまになったやつもありました。このあたりのBGMが、またホラー映画のサントラみたいで、薄気味悪かったです。

トータルイメージが大事にされた空間とも言えますが、個人的には悪趣味な装飾ばかりが印象に残りました。まあ大好きですけども。




トルコ、なかなか一筋縄でいかない楽しさがあります。
 
 
 
 
トルコ料理っておいしいですよね。
帰ってから気づきましたけど、中華料理、フランス料理と並ぶ『世界三大料理』だとか。
まあ、もちろん旅行中、ずっと料理を楽しんだわけですが、トマト、ナスがベースになって、豆、キュウリなどがふんだんに使われた料理はおいしいんですが、どうもパターンが酷似していてイタリア料理とかのほうが、世界三大料理に合うような気もしました。いや、おいしかったですけどね。

中でも一番安心して食べられるのは、キョフテーでした。
要するにトルコ風ハンバーグなわけですが、濃厚なジューシーさが非常に美味いわけでして、旅行中に何度も食べました。

あと、トルコ料理と言うと、ヨーグルトが有名ですね。
これは飲むヨーグルトのほうですが、他には食事にかけるヨーグルトなどもあり、非常に楽しめました。

あとは大味だけど、トルコ歌菓子も中々旨かったです。
右端のプディングを食べました。これはライスプディングのようで、思ったよりも牛乳と米の味が強かったような気がします。おいしかったですけどね。

こんな店で買いました。


もちろん、トルコを代表するケバブ料理も食べましたよ。
おしかったです。

 
 
 
 
次はドーム型の天井、行ってみますかニャ。

トプカプ宮殿のドーム型の天井の美しさは人々の目を引きます。

とくに後宮(ハレム)のドーム型天井の装飾は際立っています。スルタンの母の部屋の天井。

スルタンの謁見室。ドーム内部の色褪せた感じと金をふんだんに使ったコントラストが素敵。

天井以外の装飾も素晴らしい。

重厚な作りのドーム天井。ゴンバディ文様? というらしい。 

天井の下には、豪勢なベッドもあります。

ドーム型の天井とアーチ状になった壁が実にマッチしてます。

もちろん色のスッキリした天井もあります。

どうだったかニャ?(←しつこい)

しつこいようですが、あと一回ぐらいは続きます。
 
 
 
 
まったりと次に行くニャ。
まだまだトプカプ宮殿です。

トプカプ宮殿の奥のほうに行くと、それは見事な美しいタイルの世界があるのです。

あまりにも膨大に写真を撮りまくったので、適当な数にとどめておきます。

まあ、他の場所でもこんなふうに美しいタイルがあったので、また紹介するかもしれませんが。

こんな壁にばかり囲まれていると、「寒いのではないか」とか、「毎日だと落ち着かなさそうだ」とかいろいろ考えてしまいます。

とは言え、ケバケバしさというより、美しさと幾何学的で精巧なデザインにばかり目を奪われてしまいます。

ざっとこんな感じ。満足したかニャ?

まだまだ続きます。
 
 
 
 
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