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東海近辺のライフログ。
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地下都市で有名なカッパドキアでの昼食は、その地下の広大な空間を利用した地下レストランで摂ることになった。


これがまたなかなか広いのだ。ガイドの説明では千人規模の人間が入るとか言ってたが、確かに数百人ぐらいは余裕に入りそうな広いレストランだった。


昼間でも必ず電気が必要なので、エコ的には逆流してるレストラン。電気のない昔から、そういうムダを敢えて行なっているのだから、それなりの理由があるのだろう。


で、出てきた食事。


これはトルコ風春巻き? あと、写真を撮り忘れたがトルコ風ピザ、ビデも出てきた。


トルコ風ハヤシライス? 


壁には石を削ってさまざまな彫刻があった。


ちゃんと換気なども万全のようで、臭いがこもるとかは全然なかった。ともかく、不思議な体験でした。
 
 
 
 
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カッパドキア観光の一日目は最初から奇岩を堪能した。まあ、むしろカッパドキアには奇岩しかないとも言えるのだが、とにかく凄い。こういう景観は中国の石窟でもいくつか見て来たけど、カッパドキアのは規模が違う。


最初に行ったのはシャヴシン村の裏の洞穴住居跡。


古い穴だけじゃなくて、観光地化されてからは新式の住居が追加で建てられていたような感じがする。


中にはカフェとして運営されていたものもあったりした。


こういう洞穴はローマ帝国時代に逃げてきたキリスト教徒が迫害から逃れるために掘ったとも言われ、のちにはイスラム教徒からから身を隠すためだったともいう。


その後はこの穴を利用して雨露をしのいだり、倉庫として農産物や食料を保管したとも言われてるが、それにしても数が膨大すぎる。


もともとカッパドキア周辺の地域には、「地下にもう一つの街がある」という伝承があったそうで、奇岩のような高い場所だけでなく、民家の地下3m程度の深さに穴を掘って、そこを倉庫として利用する習慣があったのだとか。


実に不思議な文化だけども、ヨハネ黙示録にはカッパドキアの荒廃した地上は「この世の終わり」に酷似していると記述されていることから、キリスト教徒の迫害という苦難の歴史と火山の噴火によって荒廃した厳しい自然環境が、こういう独特の文化を作り上げたんじゃないかと想像する。
ちゃんと理解するには、もっと歴史を知らないといけないのだろうけど。

そんな不思議な景観ばかりのカッパドキア観光、まだまだ続きます。
 
 
 
 
カッパドキアでの宿泊先は、「アンティーク・ケープ・ハウス」でした。
これからたくさん出てきますが、カッパドキアってのは、「妖精の煙突」とも呼ばれる奇岩群で有名な地域で、聖書にも出てくる古代都市として有名です。個人的には、この奇岩だけではなく、カッパドキアにあるカタコンベと呼ばれる地底都市文化に興味があったので訪ねたのですが、泊まったホテルはカッパドキア名物の洞窟ホテルでした。
カッパドキアのギョレメという町にあるアンティーク・ケープ・ハウス。外観はこんな感じ。


中には小さな中庭があり、客室が3,4つしかありません。非常にこじんまりとした家族営業のホテルですね。




08年に新しく始めた新しいホテルなのだそうですが、ずっと前から準備していたらしく、ママさんが部屋の内装や、ホテル全体のコーディネートをしたそうで、かわいらしくて古風なデザインが素敵。

新しいホテルとは言え、泊まった部屋は2000年前に作られた洞窟を改造して部屋にしたもの。それこそイエス・キリストが現存した時代にできた洞穴を客室として使用しているのです。
さすが、洞窟だけあって部屋の中はひんやり。夏でも涼しそう。もちろん冬なのでちゃんと暖房も入ってました。

ギョレメでは観光が終わった後に街中で夕食を摂ることもできましたが、せっかくいい雰囲気のホテルに泊ってるので、ホテルの中でトルコの家庭料理を味わうことにしました。
このスープ、絶品でした。はっきり覚えてませんが、トマト系のスープで豆などが刷り込んであって芳醇な味わい。マジでうまかったです。


ヨーグルトがかかってるのはブドウの葉をくるんだもので前菜のドルマ。それから挽き肉が詰め込んだ茄子料理、ピラフの語源ともなったトルコ料理のピラウが出てきました。調べたところ、ライスの中に入っている豆のようなものはシェヒリエリといってパスタの一種だとか。どれも素朴な味でおいしかったです。

このホテルから100メートルほど離れた場所にはチュラサンというトルコワインのワイナリーがあるので頼みました。ホテルの好意で半額にしてくれました。

食後はライス・プディング。一度は食べたことがあるような懐かしい味でした。

食事をしていると、日本語を勉強しているというホテルの娘さん(25歳ぐらい?)が話しかけてきて、ご家族の人たちと一緒に色々な話をしました。元日本語教員だった血が騒いで日本語を少し教えたり、トルコのことやカッパドキアのこと、日本のことなどを話して、気づいたら3時間ぐらいで経っていました。街の中を観光するよりも、はるかに濃厚なトルコを感じることができました。温かいもてなしで幸せな時間を過ごすことができました。楽しかったなあ。

まだ1年ちょっとしか経っていないホテルですが、日本人向けのホテルとしてカッパドキアでは活用され始めているようで、いずれは有名なホテルになることでしょう。
 
 
 
 
来ましたよ。カッパドキア! 
ドーン。


ドーーン。


ドーーーン。


ドーーーーン。


ドーーーーーン。


ドーーーーーーン。


ドーーーーーーーン!?


もちろん続きます。
 
 
 
 
効率よく移動するために、今回は外国人向けのツアーを使ってトルコを回った。そのため深夜バスを何度か利用した。面白いのはトルコの長距離バスにはアテンダントが必ず乗り込んで、懇切丁寧に水を汲んだり、お菓子を持ってきたり、コップを回収したり、実に細々しく働くのだ。長距離バスだから必要以上の水分摂取は避けたいのに、コーヒー、コーラに水など、さまざまな種類の飲み物とお菓子を何度も持ってきてくれる。

トルコのアテンダントはみんな個性的。最初の人は気のいい中年オヤジでみんなに笑顔を振りまきながらサービングをし、二番目の初老のアテンダントは寡黙な人だったが、コーラを僕のヒザにぶちまけ、無言でナプキンを渡して行った。次の若くてスラリとした青年は「キミの隣の席には今回、誰も来ないよ」といろいろ情報をくれた。最後の小太りの若者アテンダントは、ずっと水を断っていた僕に、最後に大量のお菓子をくれてウィンクしながら去って行った。

バスの中は、けっこう賑やかなことが多かった。地方から出てきたおじいさんが周囲の人と仲良くなり、お菓子を買ってみんなに分け合いつつ外国人との会話を楽しんだり、僕の前に座った赤ちゃん連れの若夫婦の旦那さんは「この先はトイレ休憩がかなり無いから、ここでトイレに行っておいたほうがいい」とか、いろいろ気を使ってくれた。

文化交流の場所としても、トルコのバスの中はなかなか飽きずに楽しめた。
 
 
 
 
イスタンブール観光初日のこの日、いい天気なのと、時間が余っていたのでユーラシア大陸最古の地下鉄が通る街、テュネルを訪れることにしました。
これは地下鉄ではなく、路面電車。非常に短い区間だけを走る路面電車です。トルコにはさまざまな形態の電車があって、乗り物好きにはたまらない国です。

このテュネルは、比較的新しい新市街地として若者に人気の街だとか。
しかし、街並みは重厚なヨーロッパ調の建物がズラリと立ち並びます。

路面電車が通る道を車も人も自由自在に歩きます。
わき道に入って道草食いながら見物するのも、非常に楽しかったです。

どうです? この暑苦しいまでの重厚さ。
これがズラッと立ちならぶと壮観なのです。

帰りは、世界で二番目に古い(1874年12月完成)という地下鉄に乗りました。
正確には地下ケーブルカーというシロモノ。このマークの下に降りて行きます。

1910年ごろまでは馬を動力に使って動かしていたと言いますが
その後は電力化され、今に至るようです。

時速25キロしか出せないようなのですが、乗り心地は悪くありません。
といっても全長はたった573メートルしかないので、すぐにカラキョイ駅に着いてしまいます。


こうして丸一日イスタンブール観光をして、夜行バスで次の目的地であるカッパドキアに向かったのでした。
 
 
 
 
初ヨーロッパなものでして、僕は古代ローマの水道橋も見たことはありません。

なので、一度は水道橋とうものを見たいと思っていました。
トルコでまさか見れるとは思っていませんでしたが、見れました。

これは、完成させた皇帝ヴァレンスの名前を取って“ヴァレンス水道橋”というようです。
378年完成したというので、1600年も前の遺跡になります。

いまもこの橋の下をガンガン車が通る道になっています。
世界遺産の下を車が遠慮なく走るっていうのは珍しくはありませんが、観光客にとっては多少奇妙ですね。

本当は橋の上には登れないのですが、この日は数人の人間が橋の上を歩いていました。
ちょっと羨ましかったけど、真似して上へあがる度胸はありませんでした。登れそうでしたけどね。
 
 
 
 
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