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クリスマスの記憶で最も濃厚なものは、高校一年生の頃のこと。
当時は大雪が積もる山形に住んでいて、一面銀世界の中で静かにキャロルを聴きつつ、神聖な気持ちで一ヵ月を送ったことを覚えている。山に入って蔦を絡み合わせて質素なリースを部屋の前に立てかけたり、部屋の中をデコレーションして過ごしていた。
冬の景色はこんなの。窓開けたらこんなだから、都会育ちの自分にとっては毎日童心に帰っていた。雪おろしの段階で素に戻るんだけど。
学校ではクリスマスのデコレーション・プロフェッショナル(通称デコプロ)の絵描き部だったので、だだっ広い体操場で巨大聖画(模造紙8枚つなぎ合わせたやつなので横2m×縦3m)を毎日書いていた。
こんなのね。
デコプロの絵師は各学年から1人しか選ばれず、3年にならないとイエスは描けないという鉄の掟があった。失敗はできない世界なので真剣に描いたし、静寂な空気の中で真摯に絵と向かい合うことで、心はどんどん無になっていった。そんな体験ができたことは本当に幸せだった。
自分の好きなクリスマス・ソングを聴きながら、当時を思い出したいな。
以前、在韓時代に書いたネタではあるが、改めて鬱憤を晴らし、2011年度版を書く段になったので、ここで報告。
そう、日本の免許を取得したのである。
ここまでの流れは本当に長くて、いまから約10,11年前に高知県で自動車教習所に行っていただけど、仕事が忙しくて途中で挫折。振り込んだ15万円はムダとなった……。
免許を取るのはもう諦めていたのだが、2004年になって「韓国で取ったら安いし、いずれ日本で書き換えられるからいいんじゃね?」的な考えで教習所に通い、3週間程度で無事取得。費用はだいたい約7万円ぐらいだった。習っていたときは、語学面で苦労するかと思いきや、予想に反してお気楽な授業が多くて楽しかったのを覚えている。
それから2007年末に帰国したのだが、仕事が忙しかったり、日本の免許に切り替えるのに資料を集めるのか面倒だったりで、ずっと先延ばしになっていた。免許の更新期日は2013年の7月で、それまでに切り替えれば問題ないことは知っていたのだが、放っておくとこのまま失効しかねないので、ようやく行ってきたというワケ。韓国免許の有効期間が最初から10年間だったのが幸いだった。
しかし、帰国して丸4年も切り替えずにいたってのも酷いな。俺らしいけど(´・ω・`)
結局、免許取得にかかった費用は足掛け11年ぐらいで22万ぐらいなので、日本の正規コースよりは割安で取れたことになる。その点では満足。ったく、高知の自動車学校め! ザマーミロ!(って悪いのは自分だけど)
免許を交付してもらうまで、手続きに3時間もかかってダルかったけど、切り替え時に実技や知能試験は免除されたし、初心者マークも必要なし、やったのは視力検査だけだったので、まあ、文句は言えない。窓口の横柄な中年警官にはムッと来たけどね。
とはいえ、東京にいる限り、ほとんど運転する機会なんてないのだが、たまに誰かと車で長距離乗るとき、他人に負担をかけなくて済むのでそこはいいかも。
次は期限が迫っているパスポートの更新だな。こっちは10年間けっこう使ったな。次で4冊目になる。時間を取ってまた行こう。
【あらすじ】
看護助手サミュエルと愛妻ナディアは、間近に迫った出産を心待ちにしながら幸せな日々を送っていた。が、ある日突然、ナディアが何者かに誘拐されてしまう。犯人の要求は勤務先の病院から入院中の凶悪犯サルテを3時間以内に連れ出す事。ナディアの命を救うために決死の覚悟で警備をかいくぐりサルテを外に連れ出したサミュエルだったが、警察の捜査チームに指名手配中のサルテと共に追われる事になるのだった。
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フランスもクオリティの高い映画を作るんだなあ。
息もつかせぬスピーディな展開の嵐にドキドキ感が止まらない。自分にこんな事件がふりかかったら、こんなことできねーよと何度思った。主人公はただの準看護師なのに、体力ありすぎ、危機管理能力高すぎな庶民派スーパーマン。愛の力ってすげえなあと思わされる。
観ながら「これって主人公は無罪でハッピーエンドを迎えられんだろ」と思ったんだが、最後にはすべてがうまくいく。それが映画のいいところかな。自分とは切っても切れない悪者が、ちょっと優しいのがハートウォーミングなポイント。冷酷だけどサルテ好き!
あまりメッセージ性がどうとかを考える作品ではないけど、ハラハラサスペンス物としては非常にクオリティの高い作品。そういうのが好きな人にはお勧め!
【あらすじ】
富豪の父親をもつ20代の女性アリス・クリードは、2人組の男に誘拐され密室にとらわれる。男たちは多額の身代金を要求しようと企むが、次第に3人の関係がねじれていき、完ぺきだったはずの計画がほころびはじめる。誘拐された1人の女と犯人の2人の男が、密室を舞台に繰り広げるサスペンス。監督は「ディセント2」脚本家のジェイ・ブレイクソン。出演は「007 慰めの報酬」のジェマ・アータートン、「SWEET SIXTEEN」のマーティン・コムストン、「ハンコック」のエディ・マーサン。
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今週(というか2週間)のギンレイ@飯田橋は、本格クライム・サスペンス特集inヨーロッパという感じ。
登場人物はたった3人なんだけど、しっかり作りこんだ作品性の高さから、そういうことは終わるまで気にならない。俺はエンドロールで気づいた。とくに前半の緊張感は凄まじく、キレキレで手際のよいプロの準備ぶりに息を飲むのだが、次第にその計画性にほころびが出る。
物語が進んで犯人が顔を晒し、それぞれの素性と人間関係が明るみに出てから、物語の全体像が把握でき、そこで物語のキモは“歪んだ愛情”であることに気づく仕組みになっている。いい構成だと思う。
あらすじには「次第に関係がねじれていき」とあるけど、最初からそれぞれの関係性は歪んでいて、犯人AとBはホモ関係(刑務所でほだされた)、誘拐された女と犯人Bは元?恋人関係。その時点でかなり歪んでいるし、そこがこの作品の最大の味付け。「愛情が絡むと、たとえ裏切られても鬼にはなりきれない」というのが鑑賞後の感想。悪人も最後までは悪人でい続けられないところにホッとしたり。
基本は3人の物語を描いた作品なので、全体的に警察が何にもしなさすぎとは感じるけど、そこはまあ、余分な部分なのだろう。でも、拉致られた場所から警察に結構長い時間通話したのに、なにも動かず位置もつかめずなのは無能だし、身代金をあっさり手渡して何もせず放置状態というのも、どうなのよ。
3人の役者の演技力も素晴らしく、緊張感が最後まで続く良作でした。
在韓時代は大学勤務だったため、ありがたいことに春や夏に長期休暇があった。
勤めていくうちに特別講義や短期講習などが増えて、長旅はできなくなったが、中国やベトナム、タイ、カンボジアといった国を旅してまわった。
その中でいちばん多く訪れたのは中国。
理由はいくつかある。まずメシが旨いこと、どこに行っても呆れるような巨大建造物があったり、粗野なままで残されている人間生活や文化が非常に珍しかったことなどが挙げられるが、旅慣れていないと途方に暮れるほど、無愛想な国柄を目の当たりにして「よぉし、だったら気合い入れて潜り込んでやろうじゃないの」という変な反骨心を煽りたてられたのも大きかった。
最初に行った中国の旅はとくに楽しかった。言葉に自信がなく、自分ではビビってなかなか人とは接することができなかったが、上海に当時住んでいた友人から中国の楽しさを教えてもらい、九塞溝というこの世の天国と見まごうほどの美しい場所を訪れて、一気に中国の魅力にはまった。
そして、昆明のユースホステルで2人の日本人と会って二晩にわたって意気投合したことも、忘れられない思い出だ。3人で白酒をガンガン空けて、散々バカをやった。当時出会った友人の一人とは互いに東京に住んでいることもあって、最近になってあらためて連絡を取るようになった。
たまに会って盃を交わしながらいろんな話をするようになったのだが、これがまた楽しい。自分にはいろんな時期に関わった友人がいるのだが、自分の生活圏がいろいろ変ったせいで、近くに住んでいる友人がなかなかいない。どこにいても、たまには人恋しくなっていろいろ話ができる人に会いたくなるものだが、そのお相手の一人ができたというわけ。
旅の中で偶然会った友人だけれども、旅の思い出話だけで終わらず、現在進行形の話もできる。何がきっかけで人と親しくなるかは分からないものだけど、あんな衝撃的な出会いがあったのだから、きっと長く続けていく運命にあったんだろうな、なんて思っている。
昆明で会ったもう一人の友人にも、また連絡が取れるようになれればまた楽しいだろうな。
この写真を撮ったあとに、中国の警察も呆れる惨劇が待っていたのでした(笑)。
詳しくは秘密です
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