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東海近辺のライフログ。
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名主の滝公園を出て、また京浜東北線沿いに南に下ると、今度は飛鳥山公園に隣接する音無親水公園が見えてくる。この途中には、森鴎外が「青年」という小説の中で描いた「扇屋」という料理屋の跡地がある。じつはここには現在雑居ビルが入っていて、その中に「王子夜市」というアヤシイ(しかし、安くて旨い)中華料理屋があるのだが、それはまた別の話ににするとして…。
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この音無親水(おとなししんすい)公園は、珍しい立体型の公園。敷地はさほど広くはないが、3層に分かれた立体的な構図が魅力的。たとえば、いちばん上の層は本郷通りにかかる音無橋で、その音無橋のアーチ状の曲線は、この公園の大きな特徴の一つとなっている。
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また、音無橋のひとつ下の階層には、さらに木橋があるのだが、これは明治時代に存在していたものを再現した船吊橋。
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この公園はかつてのこの地一帯の農業用水や茶栽培用の水として使われた石神井川の跡地に造られている。船吊橋からさらに一階層下に降りると、子どもたちが水遊び出来るような遊び場が作られている。 
20081027_581357.jpgIMG_2846.jpg江戸時代には、徳川吉宗がこの地域に流れていた石神井川沿いに100本の紅葉を植えさせ、飛鳥山の桜とともに江戸庶民の行楽地の一つで、安藤広重も「名所江戸百景」にこの地を描いている。
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 さて、前編で通り過ぎた飛鳥山公園では、北区民商まつりなるものが行われており、公園内は大盛況。実はこの祭りには去年も観に来ており、のんびりとした地域祭りでいいなあなんて思いながら観ていたもの。あれから1年経ったんだなあ。ちょっとしんみり。
 

飛鳥公園前にかかっている歩道橋を渡ると、ちょうど路面電車(都電荒川線)が上下の電車が待ち合わせているところにはち合わせた。東京ではここだけでしか走っていない路面電車が下町の渋さをさらに深めていた。
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この祭りには毎年特設ステージがあって、無名のアーティストがやってきて演奏や出し物を見せていく。僕の行ったときはゆずのような若手2人組がアコースティックな曲を披露していた。
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出店もけっこう出ていたが、露店の定番である焼きそば、おでん、かき氷、たこ焼きなどのほかに、中国のシャーピン、ドネルケバブ等があったのは、少し時代を感じさせる。 IMG_2861.jpg

食事はしていたので、出店で食べ物は買わず、昨年と同様に地ビールのセットを購入。滝野川ごぼうビール、江戸下町エール、下町タワーエールの3点セットを買ったのだが、箱の横には「各380円」と書いてあるのだが、3本のセットで買うと1500円を要求された……。おとなしく買っていく自分もバカなのだが、箱代が360円だったのだろうか?IMG_2864.jpg 

あとで調べると下町タワーエールは550円で売買されていることは分かったのだが、それを入れても1310円、箱代は190円……。この辺りが下町のゆる~いところなのだろうか。まあ、地域に貢献したのならいいかと思いながら、家でごぼうビールを飲んだのだが、すっげー土臭え! 風味がありすぎてエグいよ! まあ、没個性な地ビールよりはよっぽどいいかも。
 
ゆるさとピリッと効かされるパンチのポイントがいまいち掴めない下町探訪記でした。あー、ほのぼのして楽しかった。
 
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いま自分が住んでいる地域は、東京都豊島区と北区の境界線上。都心部に近いわりに手頃な家賃で住めてなかなか気に入っている。巣鴨、駒込の商店街には下町風情が残っているし、庭園や公園なども多く自然環境はいいほうだと思う。
 
来年には引っ越さなくてはならないのが少し残念だ。近くには知り合いもいるし、住み慣れた場所だけど、現実的なことを考えるとこの地を去ることになるだろう。
 
640x640_rect_6883827.jpgそんなことを考えていたからか、週末には何気なく王子近辺の公園をぶらりと散策。
 
王子は緑豊かな公園が多い。今回は隣接する飛鳥山公園、名主の滝公園、音無親水公園を自転車でぐるりと回ってきた。
 
まずは公園めぐりの前に昼飯を食べに上中里へ。この駅の近くには、昔ながらの中華そばが食べられる「ますや」というお店があるのだ。半チャンラーメン発祥の店、さぶちゃん@水道橋、そしてそのさぶちゃんが修行していた伊峡@神保町の系譜とかかわりがあるのかは分からないが、同じ小池製麺所の麺を使ったシンプルでノスタルジックな中華そばを提供している。
IMG_2800.jpg隠れた名店というか、隠れすぎて誰も評価してくれないのだが、やさしい鶏ガラベースのシンプルな中華そばは単品で360円。非常な安さだが、昔ながらの中華そばが好きな人にはたまらない味。この日は半チャンラーメン700円を注文したが、チャーハンは脂が多めの出来だった。

 
IMG_2806.jpg昼食後、そのまま都電荒川線の王寺駅を通り過ぎて、明治通りへ。この裏側はすでに飛鳥山公園なのだが、公園まではちょっと急勾配になっているため、王寺駅から訪れるご年配や幼児のために、飛鳥レールパークの「アスカルゴ」というモノレールが無料で運行している(2009年7月に開通)。
乗ったことはないのだが、高低差18メートル、走行距離48メートル、約2分の乗車時間というから、あっという間に目的地に着く。
 
乗り物マニアではないが、ぶっちゃけ世界一短いモノレールなのではないか?と思っている。引っ越すまでに一度は乗ってみたい。今回は飛鳥山公園で催し物があって、待ち客がいたので写真だけ撮ってスルー。 
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ここから京浜東北線を北上すると、北区立「名主の滝公園」なる公園にぶち当たる。入場無料なのだが、「王子七滝」と呼ばれる滝が現存する由緒正しい公園なのだ。中に入ると、清掃をする人が数人いてひっきりなしに手入れをしているので、非常に清潔な状態が保たれている。

IMG_2810.jpgこの名主の滝は、「王子の狐」という落語の噺の舞台にもなっているとか。wikiで観たけど、「王子の狐」って面白い話だね。興味のある方はリンクで飛んでください。
 
左が8メートルの高さの男滝。右が女滝。
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この両滝は實永3(1850)年、安藤広重の「絵本江戸土産」に描かれた女滝男滝のモチーフとされている。男滝は幅広く迫力があり、女滝はしなやかに高さを感じさせる滝になっていた。残念ながら現在では自然水が枯渇してしまってポンプで水を循環させて景観を保っているようだ。

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 思ったよりも庭園は広く、見学客もほとんどいないので自分一人の貸し切りになっているような感じで、非常に心地よかった。よく手入れの行き届いた日本庭園……。和を感じさせるいいスポットだと思う。

茶室もあったりして非常にいい雰囲気。
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後編へ続くにゃ
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12月26日は谷中銀座(日暮里)に行ってきますた。前に一回行ったことがあるので今回が二回目。
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ただ、昔兄貴が西日暮里に住んでいたこともあってこの近辺にはもの凄く郷愁を感じる。たぶん自分にとって、そういう思いの根源はきっと猫がたくさんいるからだと思う。
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のんびり日向ぼっこしている猫と遊びながらゆっくり歩くのが楽しい街。

実際にこの地域には猫がトレードマークになっていて、色んな猫関連の商品が売りだされている。いろいろ買いたいなと思うんだけど、最終的には江戸時代に描かれていた浮世絵がプリントされている手ぬぐいとかを買ってしまう。
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コロッケとかお惣菜を売っている店が多いので、この近くで住んでみたくなってしまう。かと思うと、「カメラ向けないでください」と撮影禁止を言われたりもする。いろんな店があるということですな。
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2日目。
この日は昇仙峡に行くベシ。と意気込んで朝からバスに乗る。
この日も快晴で最高に気持ちよかった。

富士山は静岡から見るよりも山梨からのほうが綺麗に見えるってのは本当だな。
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やはり日本一の横綱感が漂う山だな。

午前中は昇仙峡の散策路を降りながら景色を楽しむ。
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滝(虹つき)。

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亀頭山じゃなくて覚円峰というらしい。

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石門。

そういや昨晩、酒飲んだ後、ラーメン食ってました。
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フニャチンな麺さえ何とかすれば、けっこういい線に行きそうなラーメンだった。
甲府の湯村温泉近くの「げん」という店。

まー、楽しかったですな。
まあ、甲府市中心に山梨に行ってきたわけだが。

前日、メチャクチャ大雨で午前中も豪雨。
「こりゃどうすんべ」と思ったけど、甲府に着いたら超快晴。
やっぱり旅行はいい天気のときに行かないとね。ラッキーでした。
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甲府城。武田信玄の築城じゃないのがタマニキズか。でも再建工事とか、ボランティアガイドも数人いたし、清潔に掃除してたのでけっこういいお城だった。


初日は甲府市内観光したけど、なーんもなくてけっこうガッカリ。
歩き疲れて武田神社あたりの民家がやってる蕎麦屋「やかた製麺所」で一服。
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ざる蕎麦(600円)を食べていたら横の席で店主が「脱サラして今年から蕎麦屋を始めたの。最初は人が来なくて大変でねえ」なんて身の上話を話していた。つゆはイマイチだったが、蕎麦はなかなかのものだったよ。

あと、B-1グランプリの全国大会で優勝したという「鳥もつ煮」ってのを食べたけど、とくに特徴はなし。普通に酒のつまみにはいいよな的な。
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夜は太宰治が泊っていたという宿で一泊。温泉はそこそこよかったです。自分以外には誰も宿泊している気配はなかったけど、翌朝起きたらけっこう宿泊客はいたらしい。
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続く。
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2週間ぶり休みに、箱根に行ってきました。箱根は初めてかな? 楽遊寿林は、露天風呂がメインの立ち寄り湯で、値段は少々高め(2500円)だけど、三段構えの露天風呂はなかなか気持ち良かった。お客さんも少なかったし、のんびりできました。

週に一回の休みじゃあ、なかなか旅行にも行けないので日帰りで我慢するしかないけど、それでも少しはリラックスできました。肩凝りも少しは楽になったかな。また、来週から頑張りますか。
足湯に行ったところは、武蔵五日市にある秋川渓谷でした。
昔は温泉も何もなかったところだそうで、かつて村おこし創生事業で各市町村に一億円が支給されたときにいろんなところで温泉が作られたそうな。その際にこの橋も作られたとか。
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東京の西の端ですけど、まったく都会的な感じのない地域で東京都って広いなあと思った。まあ、日本一広い県なので、当然なのかもしれないけど、自然の中で過ごしていい息抜きになりました。
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元『kamipro』編集部員。現在は東京を脱出して三重県在住。フリーライター、通翻訳業は継続中。
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