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東海近辺のライフログ。
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メシのことも書いておこう。
赤目四十八滝では、途中の休憩所で地元のご当地グルメ「牛汁」を頼んだ。本当はもう少し豪華なものらしいのだけど、車も入ってこれない茶屋での提供なので、シンプルな一杯だった。
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スープは塩味と牛肉の出汁が基本で、生姜をしっかり効かせてあるのが特徴。すすっていると体がポカポカしてきた。伊賀牛を使うのが基本なのらしいが、固く煮られてあったので正直あまりおいしいとは思わなかった。IMG_7036.jpg機会があればちゃんとしたところで食べてみたい。牛肉以外の具材としては白子が少し。小腹を満たすにはいい間食だった。

赤目四十八滝は2時間半ほど歩いて駐車場に戻り、ススキがきれいなことで有名な曽爾高原へ向かう。

この辺りは火山群があるらしく、山も面白い形のものがあって興味深い。中でも途中で見た鎧岳は奇っ怪な形をしていて目を引いた。バッと見、韓国の馬耳山ぽい感じもした。後で調べてみると、鎧岳の近くには兜岳と言う山もアリ、関西の山好きにはけっこう有名な場所だったようだ。

赤目四十八滝と曽爾高原は距離的に近いのに、間には山があるため、道路は迂回気味。結局1時間ぐらいかかってしまった。
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ランチは高原近くで。地元の物が食べたかったので、ボタン鍋定食のあったお店に入った。ボタン鍋ということは猪の肉なのだが、噛み応えのある肉質とうまみが強いのが印象的。朝からしっかり歩いていたので、ペロリと平らげてしまった。
 
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先週の三連休はまた三重にいて、赤目四十八滝(岐阜の南)、曽爾高原(奈良の東)に行った。
どちらもたくさん写真を撮ったので、ここにもアップしたいのだが、ブログの仕様が面倒くさい。
IMG_7035.jpg
忍者ブログのツールは画像アップの際に容量制限があっていちいちリサイズしなければならない。原寸大をアップしたら勝手に圧縮してくれるシステムなら作業がはかどるのに……。無料で使わせてもらってる(しかも自分のドメイン名のままで使える)レンタルサイトに文句言っても仕方ないのだが、ネタはあるのにあまりエントリーを増やせない理由がこれだったりする。

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◎赤目四十八滝
四十八も滝があるのかと思いきや、四十八とは「縁起のいい無数にある数」を意味するもので、滝がたくさんあることから名付けられただけらしい。また赤目の方は、この辺で赤い目をした不動明王を見たということに由来するとか。この一帯は忍者の修行地だったというから、滝を見に来た人が修行で目の血走った忍者を見て驚いた、という程度のエピソードなんではないだろうか。
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赤目四十八滝にの入口には日本サンショウウオセンターというマニアックな建物があり、そこを通り抜けて滝のある方向に行く(つまり、強制的に見なければならない)構造になっているのだが、これが実に不人気。まあ、オオサンショウウオはどす黒く、表面はヌメヌメしていて可愛く見えない生き物なので仕方ないが、見る人が皆「気持ち悪〜い」と言いつつ通り過ぎるのはワロタ。オオサンショウウオは見つけたことないけど、サンショウウオは韓国の川で見つけたことあるけど、可愛いのに。カワイソス(・ω・) 

赤目四十八滝ってハイキングコースを全部歩いて帰ってくると、3時間半ぐらいかかるので、この後の日程を考慮して、必見の赤目五瀑のうち4つを見て引き返すことに。ハイキングコースとしては歩きやすくて愛犬連れの家族客も多いのが印象的だった。
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ついに来たよ、名古屋人のソウルフード、スガキヤ。

昼飯としても夕飯としても何か物足りなく、今まで食べる機会がなかった。が、やっと今回の三重での滞在で食べることができた。

小腹の減った午後三時半。デカ目のスーパーのフードコートにスガキヤがあったので、迷わずラーメン290円を注文。

出てきたラーメンは見るからに微妙にチープ。まあ、値段が値段だし、それは予想の範囲内。初めて使うフォークスプーン、使いにく~ (´・ω・`)

いろいろ初体験だったが、平凡な豚骨に見えたスープは、実は魚介の味がかなり効いてて美味しかった。もっと化学調味料っぽい味かと思っていたが、そうでもなかった。

間食に最適な重さなので、またタイミングが合えば食べたいな。いや、それよりも次はベトコンラーメンを食べるべきか…。

東海地区はB級グルメが多くて楽しいな
巣鴨っていいところなんだよね。
しみじみそう思うことがある。

巣鴨駅の近くには、おばあちゃんがやってる古ぼけた一軒の洋食屋があるんだけど、そこのおばあちゃんはとにかく愛想がいい。場所はいかがわしいピンサロ街の一角にあって入りづらいんだけど、中に入ると、まるで本当のおばあちゃん家に来たように落ち着く。店内は雑然としてるんだけどさ、いいんだよ、そんなことは。グルメ雑誌とかそういうのとは無縁のお店なんだから。

注文を受ける前に、手荷物の多い俺を見て「あら、今日はたくさん買い込んだのねえ」と気遣ってくれるおばあちゃん。思わず頬がゆるむ。

メニューはどれも採算度外視の値段。日替わりランチ500円。カツカレーとかも500円。フライが多い日替わり、哀愁たっぷりのナポリタンもいいけど、この日はカツカレーにした。ここのカレーは真っ黒で粘度の高いルーが特徴。注文したら「あいよ」なんて言ってカツを揚げてくれる。ジュワジュワと揚げる音、包丁でザクザク切る音が食欲を刺激する。
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とは言っても絶品の味というわけではない。普通だよ普通。家庭の味っぽくて俺は好きだけどね。カレーなのでさっと食べてお勘定。すると、おばあちゃんは満面の笑みで「いつも来てくれてありがとう。また寄っていってね」と送り出してくれる。

あまりにも曇りのない表情で言うもんだから、不意に心の奥の方がじーんと熱くなった。家に帰る途中でついほろりと涙ぐんでしまった。あれはもはや接客じゃないよ。本当に自分の息子のように思ってないとあんなこと言えないんじゃないかな。

この店だけじゃなくて、この周囲には人情味溢れるお店が少なくない。友だちの家に通い続けて、何となく居心地の良さが気に入って越してきた町なんだけど、東京生活の中で忘れられない地域になりそうだ。

津に行ったら必ず駅前にある宝津飯店で天津飯を食うことにしている。
あそこの天津飯は、自分の理想にかなり近いと思う。
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酸っぱくなく、たっぷりめの餡。
ハム入りなのにチープではない玉子。
そこそこふわふわ、しょっぱさを抑えめ。

いつも、いいじゃないか。うん、いいぞ! なんて思いながら食べている。食べ終わったら実に充足された気持ちになる。

自分はなぜこんなにも天津飯が好きなのか?
そういえば、子どもの頃よく食べていたな。あの単純な味が好きだったのだろうか。
あまり外食する家庭ではなかったので、そこまでたくさん食べたわけではなかったが、中華屋に行けばよく天津飯を頼み、和食ならカツ丼がお気に入りだった気がする。

思い出していくと、天津飯への思いの強さは高知時代にあるのかとも思う。
今から17年ほど前、俺はある学校の教員だった。
初めての就職先で寝る間を削って授業の準備をし、難しい年頃の生徒を相手にしながら、毎日家路に就く……。心と身体はぐったりへとへと。でも若かったから、少ない睡眠時間でも走り続けられた。

ただ、疲れきっていて料理するのは億劫だったので、帰り道にあった平凡な中華料理屋で食事をすることが多かった。で、そこの天津飯が絶品であった。

冷静に考えると、味的には平凡な範囲のものなんだろうけど、少なくとも自分にとっては、また明日を生きるための活力をくれる魔法の料理だった。お店の名前も忘れていたけど、たまたまた同じ地域に住んだ経験のある人がいて、店名を教えてくれた。

検索してみると、もうそのお店は存在していないようなのだが、とにかくあの店ではよく天津飯を食べさせてもらった。関東風の餡ではないから甘酸っくはないものだが、今となっては青春の残像が強く染み付いた甘酸っぱい思い出だ。

懐かしさをもって天津飯を食べるのは、そういう記憶のせいなのかもしれない。
所用があって、三重の鈴鹿に行ってきた。
どうも行先をネットで探すと、伊勢電鉄に乗って行かなければならないらしい。地方のローカル線に乗るのは久しぶりだったので、やや気分が上がり気味で駅に向かうと、やはりローカル線。1時間に1本しか電車がない。当然、一両編成のワンマン電車。
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行き先につくまで20分ぐらいの行程だったけど、その間に電車に乗ってきたのは、俺を含めて5人ぐらいだった。高校時代によく使った米坂線や高知に向かう土讃線なんかを思い出した。電車でのんびり行くのはやはり楽しい。ただ、思ったよりも伊勢電はスピードを出して運行していたのに驚いた。
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用事を終えて駅に戻ると雨模様。暗がりの中で20分ほど待ったのだけど、あのしんみりとした感覚はこれからも思い出しそうなものだった。
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伊勢うどんって不思議な食い物だよなあ。

いやね、讃岐で大学生活を過ごしたというのもあって、以前はコシのあるうどんしか愛さなかった男なんだけど、意外と伊勢うどんもけっこう好き。

何つっても発送が奇抜。コシがまるでねーんだもん。
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コシの強さを命とする讃岐うどん派とは向いているベクトルが正反対だから、その潔さに感嘆するというかね。だって、伊勢うどん1時間弱も煮続けてコシを抜いてしまうらしいじゃん。讃岐人からすると、正気の沙汰とは思えない、まさしくキチガイじみた所業に思えるだろうね。劣化コピーとか、類似路線なら対抗心も生まれるけど、同じまな板の上では絶対に勝負しないって態度には、毒気が抜かれてむしろ好意さえ生まれるのよ。

讃岐うどんとはまったく違う食べ物のような、あのフワフワ感と食べ応えのない食感。まるでお麩だろ、あれ。でもうどんが口の中をスルスルッと通り過ぎて、気づいたらあっという間に食べ終わる感覚は、けっこう快感。
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あのコシのなさの理由は、「長旅をしてお伊勢さんに来た人に、すぐ出せるよう長く煮続けている」とか、「疲れた体でもよく消化できるように柔らかくしている」とか諸説あるけど、地域的な必然性から生まれた産物であることは間違いないだろうし、そういう必要に迫られた理由があるのなら納得できるというか。

東京とかでも食えない味だし、食べると意外とクセになる。今回も美味しくいただいた。
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