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古いだけでなく、現在の日本人の生活にそぐわない作りになっているのが難点。例えば、洗濯機のスペース自体が想定されてなかったり、トイレ、浴室あたりのスペースの狭さなどは、ちょっと悩ましいところ。まあ、でもそういう部分は出来る範囲で作り替えていくしかないので、楽しみながらやるしかない。
津の市内を見て回っても、2日でもはや他に見るべき場所もないことがわかったので、家の中で修繕すべき部分に着手した。今回は最低限ベランダの見栄えをよくしたいなと思っていたので、まずは錆び落としから。3日間かけて錆び落としと錆止め用のペンキ塗りをやって、少しはマシな感じに出来た。
DIYみたいなことは、高校時代の学内作業やボランティアで結構やっていたので、手に覚えがないわけではないけど、真夏の炎天下でやるにはなかなか大変な作業で、日中は汗をたっぷりかいた。まあ、流した水分は夜のアルコール摂取で取り戻したのだけど。
何不自由ない真新しい家も良いけれど、住みやすくするために少しずつ手を入れて“自分の家”にしていく作業があるのもいいと思う。むしろ、こっちの方がより愛着が沸いてくる。お金があれば簡単に解決できるものは多いけれど、制限ある中で文化的な暮らしをするためには、知恵を絞って試行錯誤を重ねる必要があるんだろうな。
そういうのも含めて楽しみながら、自分の居場所を作っていきたい。
とりあえず、ラーメン好きなワタシとしては新しく住む場所に自分の口に合うラーメン屋があるかどうかはけっこう重要なポイント。現在の家の近くにもホームグラウンドがある。
津にもそういうお店があると嬉しいよね。ということで、まずは地元っぽい雰囲気がありそうなお店に行ってみた。それが津観音近くにある大森屋本店。ぶっちゃけラーメン専門店ではなく、ただの大衆食堂なんだが、ここの中華そばを地元のソウルフードに挙げる人もいるという。
外観もそうだが、店内は昔ながらの小上がりの座敷席があったりしてレトロな雰囲気。中華そば(700円)を注文すると、元気の良いおばさんが対応してくれた。出てきた中華そばは、意外にもやや乳化したスープ。
すすってみると、動物系が強い醤油豚骨味。ナルト、ストレートな白い麺などを見ても、ほとんど和歌山ラーメンそのもの。三重というと、どちらかというと名古屋文化圏に近い気がしていたので、意外だった。
大衆食堂っぽい雰囲気だったが、具材やスープも自家製のようで、なかなか気に入った。もう少し安ければ行きつけになるのだけど、たまに来たくなりそうな味だった。
食事を終えて地図を見ると、近くにお城があるということだったので、そちらに向かうことにした。大森屋から自転車で1〜2分のところに津城があった。織田信長の実弟・信包の居城であり、後に築城の名手・藤堂高虎の城になったことで有名とか。残念ながら天守閣は関ヶ原の戦いの時に焼失してしまい、藤堂高虎は天守閣の再建はせず、平城として使用したとのこと。
城内には再建した模擬三層櫓があるだけで他の建物はないが、石垣や堀は非常に美しく、未整備ではあったが、庭園などもあった。
残されている面積は広くなく、歩いて回れば15分ぐらいですべて見れてしまうが、石垣の上からの景色はなかなかに壮観で、青々と茂った木々の中でゆっくり散歩するのは気持ちが良かった。
観光案内を見ると、伊勢街道沿いに津観音、四天王寺という観光スポットがあるようなので、そちらもついでに回ってしまうことにした。
後になって気がついたが、先ほど昼食を食べた大森屋は津観音の門前町になっているらしく、津城からもすぐ近くの場所にあった。自分以外の観光客はほとんどおらず、閑散とした雰囲気だったが、案内板を見ると、この津観音は東京の浅草観音、名古屋の大須観音と並ぶ「日本三大観音」とされているとのこと。
三観音の内、中京圏に二つもあるとか、「とても三大観音には見えないぐらい寂れている」とか、いろいろ思うことはあるが、かつては豊臣秀吉が参拝し、藤堂高虎が戦乱によって荒廃した津観音を再建したりと、いろいろ由緒は正しい場所なのは確からしい。内部には純木造五重塔や色鮮やかな観音堂がある……が、見所はそれだけかな。
ついでに、四天王寺も近くにあるというので、自転車で移動。
聖徳太子の建立で、千年の歴史があるお寺だとのことだが、非常にこぢんまりとした印象。
ざっくり見て回ったが、敷地内には地元の方のお墓も多く、観光地というよりは通常のお寺として機能しているような感じだった。滞在時間5分程度で退散。
その後は近くのカフェにて暑さを凌ぎ、そそくさと帰宅。
3カ所の観光地に立ち寄ったが、近くに隣接しているせいか所要2時間もかからなかった。特に観光地化されているスポットでもなかったので、津の印象は地味なイメージのままだったが、有名ではない地方都市を見て回るのは、それはそれで楽しかった。いずれは住めば都と感じる日が来るのだろうか。
昼メシは津駅前にある平凡な中華料理屋「宝津飯店」で天津飯。東京で天津飯を頼むと、酸っぱいケチャップ味のあんかけになるので、ひさしぶりに関西風のしょっぱいタイプのあんかけが食べたいと思っていたんだよね。津にくる前に何の気なしに「天津飯」というキーワードを検索したら、うまそうな写真があって、クリックしたらそれが偶然にも津駅前の中華屋だったので、いつか訪れたいと思っていたのだった。
実際に食べた天津飯は、写真を見て予想していた味とほぼ一致。意外と地元でも人気のお店のようで、老若男女の憩いの場になっているのが微笑ましかった。常連になりたいと思える居心地の良さだった。
腹も膨らんだので、自転車でテレテレ走ってみるとかと思い、田舎道を流してみた。それにしても田んぼが多いし、色が鮮やかでいいね。
新しい自転車(といっても中古だけど)は、最初は乗りなれてないのでぎこちなかったけど、慣れてくると走りやすそうなタイプでホッとした。もう少し長距離を走ればなじんでくると思う。
少し家の周囲を走ってみたけど、津市はアップダウンが多い地形のようで、自転車だとストレスを感じる道が多い気がした。
地図を見ると、自宅近くには温泉があるというので、少し足を伸ばして行ってみた。名前は「磨洞温泉」というらしい。宿泊施設では洞窟の中で食事するサービスを提供するなど、いろいろと不思議な場所らしいが、外観は至って普通。
中に入ると、暑い夏場だからか、冷房がガンガンに効いている。700円を払って中へ。平日の日中ということもあってか、自分以外に客はおらず貸し切り状態。それはいいのだが、肝心の温泉は風情がないというか、ビニールハウスのような作りで、浴室は蒸し蒸しするし、中に植えられた植物も南国テイストのあるものばかり。
真夏に温泉に入るのはまるで苦行のようだったが、せっかく来たので湯に浸かってみたが、泉質は特徴のあるものではなかった。あまり広くない浴槽が一つあるだけだったので、あまり長居はできなかったが、そこそこゆっくり出来た。
暑い中、温泉に入っていたからか、外に出てもあまり温度の高さは感じずに、スイスイと自宅まで帰れた。
この週末からは1週間の夏休みをいただいた。
昨年まではなかったので、ありがたい話だ。
今年は年頭にも少し書いたけど、東京脱出計画を進めている。場所は三重県の津。新幹線で向かったのだけど、東京を少し離れると、のどかな景色が見えてきて気分がいい。ずっと東京にいる時は生活に不足を感じないが、足を伸ばして自然の中に自分を置いてみると、美しいものに目を奪われる素朴な感覚を思い出す。
黄金に色に実った稲が本当に美しい。
三重に着いたらすぐランチ。地元で人気だというウレタノ・カフェに向かった。お店の外で30分ほど待ってから入店。お店の外は特徴を感じない店だったけど、店内は落ち着きがあって非常にいい空間だった。チャイナ風サンドイッチと食後のデザートを注文。
ランチはボリュームがあって650円。地方の価格帯に軽く驚かされる。いいもんだね。
その後は、事前に調べていた地元のリサイクルショップへ。ネット上でめぼしをつけていた自転車を見つけて無事購入。ちょっと古いタイプだけど、1万ちょっとのお買い得品。新しい俺の足になってくれるだろう。お店のおっちゃんは人相が悪かったけど、丁寧に説明してくれた。
明日から少しずつ地元の街をプラプラと走ってみよう。
ちょっと時間が経ってしまったけど、思い出しながら書いてく。
土曜日は久しぶりの格闘技観戦に行ってきた。ここ数年で国内格闘技の大会数が減ってきて、当然会場に行って試合を見に行く回数も減ってきてるけど、そんな状況でも格闘技の生観戦は楽しい。とくに後楽園ホールで見る格闘技は最高だ。アリーナで見るよりも、ずっと臨場感が感じられる。
スポーツは勝ち負けも大切だけど、単なる競技のプレイヤーとして、パフォーマンスの高さを競い合うだけでなく、リングで見せるその人の“生き様”に注目している。とくに土曜日の大会には、以前韓国の大会を手伝った時に親しくなった選手が出ていたから、そういう気持ちはいつもより大きかった。
僕の応援していた選手は、多くの人が対戦を嫌がる期待の新人と対戦し、結果は1ラウンドKO負けだった。結果だけで見れば「残念だったね」の一言で済ませられてしまうが、彼の試合に挑む過程を垣間見ていた者としては、受ける感慨が違ってくる。
試合中に彼は金的に攻撃を受け、試合が続行できないほどのダメージを追った。普通はそこで試合はストップさせられる内容だったが、彼は一度試合が中断された後、2試合後にリングに戻ってきてあらためてむ試合を行なった。試合中のアクシデントで深刻なダメージを追った人が当日に再試合に応じるケースは皆無といっていい。体力が回復したと思っても、加撃した側と被弾した側とでは、あらためて試合をするには条件が不公平すぎるし、大抵は一度控え室に戻ってしまうと、選手は高めていた闘志を維持することができなくなってしまう。
けれども、彼は最後まで試合をした。
思い起こせば、今から4年前。僕が彼と出会った韓国の地でも、彼は決して折れない心を持っていた。あの時は、多くの日本人選手が大会主催者の不備を理由に出場を辞退したが、彼は会場に残って試合に出て行って勝った。そういう男なのである。
試合に出なければ勝者にも敗者にもなれない。
今回の彼は試合に出て負けた。けれどもいろんな状況に打ち勝った上で、彼はあのステージに立っていた。
多くの人が対戦を避ける相手とのオファーを受け、仕事をしながら減量して試合に臨み、試合中に棄権できる口実があっても最後まで闘い続けた。
それは無意味な負けであるはずがない。
常に戦場に身を置き、闘いを挑み続ける彼の姿には、勝敗以上の重みを感じた。
メジャーイベントでなくても、格闘技にはいろんな魅力があるものだ。
予備の証明写真を持って行ったんだが、結局それは本人確認のためだけに使ったようで、実際には現地で写真を撮ったやつが使われた。
今週末から9連休なので、髭を伸ばしてみようと思っていたので、かなりの無精髭。おまけに鏡もないから寝癖がついた感じの写真が採用されてしまった。
出来上がった免許証を見たら、見るからに人相悪くてワロタ。ワロタ…
まあ、もともと人相も愛想もいいタイプではないけれど。
免許センターは人でイパーイ。毎日そういう状況で働いているだけあって、職員の人のテキパキさと誘導の素早さは凄い。横柄な職員もいるけど、効率的に動くのを見るのは気持ちが良いね。まあ、説明が早すぎると俺のように何度も聞き直したり、手順が分からずオロオロする人も出てくるんだけど。ちなみに俺は手数料を支払う手順を抜かして先に進んでしまい、免許再交付の最後の段階になって、1階と4階を何度も往復して職員を煩わせてしまった。すみません…。
税関とかもそうだけど、日本人行政官の実務能力は実に素晴らしい。
今回もざっくり行きます。
・セスタスシリーズ(第一部完結、第二部連載中)
最初の10巻ぐらいまでの絵の下手さと稚拙な描写に耐えてからは確変。格闘モノとしては近年にない熱さと高揚感が楽しめる作品に成長した。今後に大きな期待◎
・それでも街は回っている(連載中)
『外天楼』でこの作家を知ったのだが、探偵好きキャラの登場、とぼけた作風、淡々としつつも温かな世界観が心地よい。まったりしすぎだが、意図してのことだろう○
・軍靴のバルツァー(連載中)
ちょっと青臭い絵柄と人物描写に萎えつつも、物語の展開と切り口にそこそこのポテンシャルを感じる作品。あと10巻ぐらい続けば、絵も展開もこなれてくるので。△
・めしばな刑事タチハナ(連載中)
とにかく食にうるさい中年オヤジがB級グルメを語り尽くす。居酒屋で延々と持論を聞かされる不快感とマニア的趣向が一致した歓喜が混在する不思議な作品○
・シュトヘル(連載中)
『皇国の守護者』で鬼才ぶりを見せつけた伊藤悠の新作。最初は取っつきにくいが、次第に本領発揮。青臭い清貧さと猛々しい男の野望を描かせたらピカイチ。◎
・坂道のアポロン(完結したが、最新作は未読)
少女マンガ然とした超絶BL臭にたじろぐが、内容は昭和の荒削りな時代性、音楽と純情、青春時代の友情と嫉妬という要素をうまく組み合わせた良作○
・星を継ぐ者(連載中)
宇宙者としては淡泊な画風だが、有名な原作の漫画化だけに作り込まれた世界観は安定感あり。ただ、ダイナミズム不足で読んでいてもテンションは上がらない。△
・あんどーなつ(完結しているが、読んでる途中)
和菓子職人の話。江戸っ子の人情と職人の誇りと厳しさを描いた作品だが、登場人物にはいい人しかいないし、主人公が優等生すぎるのが難点。△
・GREEN(完結)
二ノ宮和子にしてはアッサリテイストの農業マンガ。人物描写や展開が淡泊で、掘り下げもあまり感じられず、盛り上がりのないまま話は終了する。う〜ん…。△
・悪の華(連載中)
思春期の性的自我をテーマとし、抑圧された欲望を吐き出して自分をさらけ出そうとするあまり、逆に自我を崩壊させてしまう十代の脆さを描く。興味深い内容○
・ラストイニング(連載中)
野球版GIANT KILLINGという感じ。監督やキャッチャー目線の戦略的内容はいいとして、いきなり甲子園出場を決め、さらに勝ち進む内容は虫が良すぎる…○
今回、印象に残ったのはセスタスとシュトヘルという格闘モノだった。外天楼、それでも街は回っているの石黒正教、皇国の守護者、シュトヘルの伊藤悠は、かなり好みな作家だと分かった。もっと他の作品も読みたい。
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