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東海近辺のライフログ。
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iPhoneのSiri(音声認識サービス)、バカにしてたけど使ってみたら意外に便利。チャットしながらこれを使ってたら文字で打ち込むのがバカらしくなった。で、今回はこのブログを書くのにSiriを使ってみた。どれだけ時間が削減できるか。

そういえば韓国ってもう3月も終わりなのにまだ雪降ってるよ。昨日は雨だったけど、まだ結構寒いし、やっぱり東京と天気がちょっと違うね。

この日の昼は、友達に教えてもらったカルビタンを食べに行ってきた。新村にある店なんだけど昼はコストパフォーマンスの良いカルビタンが食べられるとかで。「兄弟カルビ」という大きな店で、一階から四階まで広いフロアがすべてこの店の敷地。かなり繁盛しているようだ。
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カルビは一人前1万ウォンなんだけど、骨付き肉がたくさん入っていてお得感満載。キムチもおいしかったのでかなり満足した。また行ってもいいかな。……でも一人で行くと「一人ですか」と驚いた顔された。別に1人でもいいじゃん。
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以上、Siriで書いてみたけど、句読点、ウォンとかキムチとか外来語は聞き取りが弱いものの、日本語の正確度はかなりのものだった。ブログとか文字を打つのがぶっちゃけめんどくさくて更新しないことが多いけど、これだったら少しは楽になるかも。他に誰も人がいない場所で使わなきゃいけないのが難点か。

あと、文字を書く時って、喋る時とは違う頭を使って書いてるから、喋りながら文章を考えるのは、まだ慣れない。まあでもやっぱり便利。これからもちょくちょく使っていこうかな。

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いやね、分かっちゃいたけれど……

しばらく韓国にいてストレスに感じること。主に二つ。

・いつもみんなでメシを食べなきゃという縛り
・1人でメシを食うのが不便すぎ(とくに夜)

うん、ちょっとつらくなってきた。

自分の食に対する趣向は韓国人とは違うし、韓国人の好みに合わせて食事を続けなければならないのは正直つらい。適当にうっちゃって自分1人でメシを食いに行くが、これだって誰かと約束がある体を装って行っている。なぜならば「1人で食べに行くなんて可哀想」と哀れまれたり(別に結構ですが)、あるいは「食事も一緒に食べないなんて協調性がない」なんて思われてしまうので、あまり多用はできない。

とくにウチの会社は節約のためか社員の団結のためか、昼食はみんなで一緒に持ち寄ったおかずを囲んで食べるというルールがある。これがかなりの苦痛。別に自分は肉がないと生活できないわけではないが、この食卓はいわゆる作り置きのパンチャンばっかり。内容はといえば、キムチ(オオバ、白菜等、数種類)、小魚の乾物、海苔、コチュジャン等、すべて保存食で、卵もなければ、魚もない。肉もない。ご飯にひたすら漬物の変化形を食べ続けなければならない。キムチが日常食化していない自分には、その変化形を貫かれてもつらいものがある。

正直、大学生相手の下宿でも、もうちょいましなものを出しているのではないか。ただで昼食を済ませられるという喜びは自分の中にはないので、たまらずたまに飛び出して1人で食べたいものを食べているというわけだ。

けど、ウチの同僚の会話を聞いていると「ウチの会社の近くにもキンパプ天国(すごい安いチェーン店)があれば最高なのに」などと言っている(30代の女社員)。男はといえば普通に昼飯にカップラーメンをけっこうな頻度で食っている。ところが住宅事情の話になると「家賃(チョンセ)が今年の契約終わりで5000万ウォン高くなる」とか「家を買うなら2億あっても足りないわね」とか言ってる。要するに、思った以上に昼食にかける韓国人の費用は多くないし、日本人よりはるかに粗食に慣れているということだろう。

こちとら韓国の滞在期間が一ヵ月単位なので、まだまだ定住者というより、旅行者気分が抜けきらねえってえのに、そんな韓国な厳しい現実を見せられたりしたら心も萎え萎え。

では夕食に自分の食いたいものを食べればいいじゃんってなるのだが、残念ながら韓国には1人で居心地のよく夕食できるところが実に少ない。ちょっと酒飲みながらつまみを頼んじゃったりして~という日本のサラリーマンの癒し場を実現させてくれるところは見当たらない。かといって、マシな弁当があるわけでもない。結局カップラーメンか、屋台で売っているトッポギとかスンデとか、1回食べればしばらくは食べなくていいものを買って帰ったりする。去年なんてカップラーメン食ったのは数回しかなかったはずだけど、韓国に来たらすぐその回数に追いつきそう。

自炊しようと思ってもねー、ウチの宿の台所ってトイレにあるんだぜ? この間も用を足していたら、同じ建物にいる誰かが肉を焼き始めてビビったよ。「んあ!? ここで調理するヤツいるの?」って感じで……。トイレから出るのが申し訳なかったけど、別に相手はなんとも思っちゃいないんだろうな。

いままで自分も結構タフな部類の人間だとは思っていたけど、まだまだ甘かったのかもしれない。かといって、トイレで調理できるようになることが、この世を生きていく上で大事なことなのかさっぱり分からないし。分からないけど、郷に入るならうまく郷に従う術は身につけないといけないなとは思う。

肉を買ってきて宿の台所で調理すること。これを自分の次の目標にすべきかどうか、当面の悩みはそれですよ。

 

先週、財布なくして心が折れてました。

まあ、気分が悪かったのは2日ほどですけどね。

最近は韓国以外の料理をけっこう食べている。ということは、そろそろ韓国料理にも飽きているということで。確かに毎日食わなくてもいいとは思っている。ブログアップしてない間に行った外国メシをアップする。

(1)ブラジル料理@新村
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無限に食えるシュハスコは最高だったけど、もうちょい肉質がいいと量よりも質で楽しめたかも。脂身が少ないのは韓国仕様なんだろうか。元をとるぐらいは食ったけど、腹を膨らませるドリンクの注文がキモだかな。

(2)メキシコ料理@新村
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ON THE BOARDERというアメリカのチェーン店。豪州人の友人に連れて行ったもらった。
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肉料理もいいけど、サイズのでかいフローズンカクテルがよかった。中にはちょっと甘すぎるのもあったけど、南国気分は味わえた。


(3)山東省料理@東橋洞
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店の名前、忘れちゃったよ。オーダーしたのは、エビのピリ辛炒め、水餃子、ピータン豆腐、乾烹鶏を注文。エビ炒めの味はよかったし、エビも大ぶりだったが、殻つきで食いにくいのが難点だった。ピータン豆腐、水餃子は次第点。乾烹鶏は初めて食べたので、あの甘辛い味が普通っぽいのかどうかわからないけど、キツめ魚醤っぽいにおいがちょっと鼻についた。
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韓国内にある中華系の店の選び方はちょっと難しいね。店選びも難しいし、店の中でどのメニューを選ぶかも難しい気がする。要は韓国人の経営する中華料理屋との明確な差がどこにあるのか問題で、味なのか価格なのかメニューの独自性なのか、やっぱりわかりづらい。いい店にめぐり合うのは運もあるけど、単純にたくさん通った回数なのかもしれない。

(4)博多ラーメン@合井
クオリティと際限度が低いので、あまり韓国で日本の料理を進んで食べたいとは思わないのだが、会社の近くに韓国では非常に有名なラーメン屋があったのでつい寄ってしまった。インラーメン7000W@博多文庫。
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ネーミングの由来は何なのかわからないが、普通の豚骨ラーメンである。モヤシの処理が雑なのと、麺がちょっとダマだったぐらいで、日本で食べるのと大して変わらないが、特別うまいわけでもない。韓国漬けにされていて、日本になかなか行けない人用の食事かなあ。この価格でこの量の食事をすると物足りなく感じるのは、ここが韓国だからだろう。

 

韓国・ソウルには他民族の形成する居住区域があるという。調べると、以下のような感じになっているらしい。

・梨泰院:米軍基地を中心とした多国籍タウン
・加里峰洞:東北地方出身者や朝鮮族街
・ソルマウル:フランス人街。フランス学校設立を機に
・東部二村洞:日本人街。主に駐在員の住宅多数
・延南洞、延禧洞、東橋洞:北京・山東省出身の中国人街
・明洞:元中国大使館周辺に小規模な中国人商店あり
・大学路:毎週日曜日フィリピンマーケットが開かれる
・東大門・光煕洞:中央アジア・ロシア人街が密集
・崇仁洞、昌信洞:小規模なインド・ネパール人街

上記のマイノリティ・エリアの中で(食欲の観点から)興味があるのは、やはり中国人街かアジア系エリア。 加里峰洞と光煕洞は経験済みなので、最近ききさんから得た情報をもとに、行ったことがない東橋洞を探索した。常宿の新村から近いし、週末の散策にちょうどよかった。

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某サイトの情報によると、1992年の中韓・国交交正常化のあと、国家間の交流が活発になるにつれ、全国のあちこちに中国人タウンや中国系商店が増えていき、この弘大入口駅の北部には華僑中学校があることから、その周辺となる東橋洞、延南洞、延禧洞にに華商の中華料理店が多数できたのだとか。

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実際に行ってみると、加里峰洞の朝鮮族街とは違い、この周辺には華僑系のレストランが10数店舗あった。いちばん多かったのが円卓を囲んで本格的なコース料理を楽しむ高級中華料理屋。次いでそ小吃できる店が3~4店舗、羊肉串店は1店舗程度だった。店を営むのは北京や山東省出身の人たちが多いという情報あり。

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今回は探索に来ていたので、様子見で1店舗に入店。訪れたのは「梅花」というお店なのだが、ここは店外にメニューを写真つきで紹介していたので入りやすかった。店内は重厚な雰囲気でやや高級感があり、韓国発の高級中華料理店と相通ずるものがある。とりあえずメニューを見たが、コース料理主体の内容で全体的に値段が高い。今回は昼食時に1人で訪れたので、麺類を注文することにした。

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種類は豊富。写真で撮ったものを文字化すると、炸醤麺(チャジャンミョン)、回鍋炸醤麺、三鮮炸醤麺、三鮮大滷麵、炒碼麺(チャンポン)、三鮮炒碼麺、肉絲炒碼、三鮮温滷麵、大蝦湯麺、牛肉湯麺、四川湯麺、鶏絲麺、水炒麺、広東麺、梅花麺、翡翠冷麺、蜊子炒碼麺、特三鮮蜊子麺、海草蜊子麺となっていた。

漢字を探すの苦労したぜ。チャジャンミョン、チャンポン系にはそれぞれ上位のバリエーションをもたせている。漢字の難しいものを調べてみたら、三鮮大滷麵は五目うどん、三鮮温滷麵はウルミョン(八宝菜の麺版)、水炒麺は水分が多目のヤキソバ、梅花麺はこの店のオリジナルで辛い料理だった。蜊子は牡蠣、蝦はエビを意味する。あと、知らなかったけど、キスミョンって鶏絲麺のことなのね。鶏絲ならケシルミョン、中国語読みならジースーミェンなんじゃね? 

お店のイチ押しは牡蠣チャンポン系だったようだが、味が予想できるのでパス。他には大エビタンメンが旨そうだったけど、弘大でエビワンタン食べたばかりだなので、四川湯麺(7000w)を注文。

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山椒が多目に使われたものが出てくるのかと思ったら…、四川湯麺って韓国でよくある白チャンポンのことだった……。orz 悩んだ俺の時間を返せ。味は前に他店で食べたことのあるものと変わらず、ピリ辛で海産物満載、麺は加水率高めのふにゃふにゃ卵麺。これだったら、ここで食べる意味もなかったと後悔したのだった。

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この失敗でちょっと気になったのは、本場の料理のはずなのに、チャジャンミョンやチャンポンが麺類の主体になっていたり、メニュー構成が韓国系高級中華料理屋と近いこと。メニューは豊富だけど、内容は韓国人の舌に合わせようとしたものが多い気がした。その擦り寄り具合が強いんであれば、ちょっと期待はずれだし、わざわざここに来て食べる必要もない気もする。

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まあ、次回は高級そうな店は避けて気軽に小吃できる店を試してみるとしよう。帰りに陸橋から延禧グルメ通りのほうを遠目から見たのだけど、規模の大きい中華系の店がいくつかあるようだった。延禧洞のほうには中国からの観光客が団体で来て食事する観光食堂があるようだけど、それだったのかもしれない。時間があればそっちの方も探索してみるか。

以上、東橋洞の中華街探索・視察編でした。

 

韓国に来ると、しばらくは「韓国料理うめー」とか言って満足できるのですが、さすがにむ毎日だと飽きる。絶対に飽きる。それは7年の在韓生活でわかりきっているので、それなりにクオリティの高い他国家料理が食べられるスポットを押さえておくのは大事な作業なのですよ。

先日は、昨年3月に韓国に来たときに発掘した東大門の光煕洞に再訪。ここはウズベキスタン、キルギスタン、モンゴル、ロシア人などが入り乱れるい空間。レストランの数も多く、安価で中央アジアおよびロシア料理が食べられる穴場スポット。この地域をモンゴル・ロシアタウンと呼ぶ向きがあるけど、比率的にはウズベキスタン系が多い気がするので、個人的にはリトル・タシケントと名づけたほうがいい気がする。

今回、入店したのはサマルカンドという店。看板にはサマリカンドと書いてあったり、同名の競合店が近くに何店かあるようだが、詳細は不明。ちょっと不機嫌そうな中年男性が韓国語で接客してくれた。
 

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まずはバルティカビールで乾杯。バルティカビールは1990年に製造開始されたロシア・サンクトペテルブルグのビールで、No.0~No.9までの種類のある銘柄。No.0はアルコール度がゼロで、数字が挙がっていくごとにアルコール度数もあがっていくというシステム。今回はNo.3、No.7、No.9を注文。N0.3はアルコール度4%程度。いちばん口当たりがよくて飲みやすかった。No.7はプレミアムと表記されていたが、ややライトな味わいでとくにプレミアムな感じはせず。No.9はさすがに8%超えしているだけに、アルコールを強く感じる味だった。これらが同じ5000wで販売されているのは、良心的過ぎる気が。

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残念ながら、夜に食事する用事があったので料理は軽く頼むことにした。最初はサモサを注文。ひとつ3000w。実に安い。サモサというとインド的な餃子をイメージしたが、ウズベキスタンのサモサはサクサクのパン生地(やや大きめ)の中に羊肉のミンチと玉ねぎがぎっしり詰まっている食べ物だった。これとチリソースを合わせると最高に旨い。

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そして焼くのに時間がかかるという大ぶりの羊肉のバーベキュー串(一本4000w)が登場! この肉のでかいこと! でかい肉を食べる満足感がハンパない! 羊肉は冷めてくると脂がにおってくるので、苦手な人は早めに食うべし。他にも定番のラグマンとか、ためしたい料理がいろいろあったけど、今回はここでお開き。次回は、夜にガッツリ食いにくるよ!

そういえば、東海を観光したことを書いていなかった。

せっかく船で行った東海なので、観光してやろうという気は満々だったのだけど、観光するのに一か月分の荷物は重すぎた…。あと、田舎の移動手段はバスかタクシーなのだけど、日曜日だからか全然バスが来なかった。バス停で待ってても20分に一本も来やしない。以前は車で移動していたので、すっかり地方観光の感覚を忘れていた。結局、移動にはタクシーを使うばかりでイラついた。できれば乗りたかった海列車(パダヨルチャ)も、悪天候で乗る気にならなかったので、一ヶ所だけ観光してソウルに移動してしまった。
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唯一観光したのが、泉谷洞窟というところ。韓国ではいくつか洞窟を見たことがあるけど、ここは初めてだった。入り口でヘルメットを着用し、いざ入洞! 

中に入ってみて驚いたのは、洞窟内に豆球電灯が張り巡らされていること。まるで韓国の場末の酒場のようで実にチープw いまどきな間接照明とか、足元に証明を設置するとかいろいろ工夫できるはずだけど、豆球で通路を囲ってしまうところが韓国的。ナイスと言っておこうw
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洞窟の観光地化のやり方にも韓国らしさを感じた。日本の洞窟であれば内部の鍾乳石をできるだけ傷つけないような配慮とか工夫が感じられるのだけど、韓国の場合はそうではなく、観光客が歩いて通れるように鍾乳石をぶった切り、むりやり通路を通して歩けるようにしている感じ。通路の横の鍾乳石をくり抜いて展示用のショーケースに仕立てたり、かなりフリーダム。
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洞窟自体は意外に規模が大きく、歩いて30分ぐらいかかっただろうか。ヘルメットに頭をぶつけたり、かがんだりしながら見て回った。もっとも洞窟観光を楽しんだというより、洞窟観光地化するやり方から透けて見える韓国を楽しんだという感じだったけど。
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近くに温泉があったはずだし、海列車などにも乗り損ねているので、次回来たときは身軽にしていろいろ回ってみたいと思う。

 

韓国にいるあいだは、仕事で本屋に行くことも多い。

本屋で個人的に気になったのは「大韓民国ヌードルロード」という本。この日には買わなかったが、滞在期間中にはゲットしようと思っている。見ていたら、済州島とかにはちゃんとした麺料理の店もありそうだった。行く機会はなかなかないけど、地方に行ったときのひとつの観光目的にできればいいかも。韓国ってなかなか地方色豊かな食文化が少ないからね。
 

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しかし、日本ではけっこうな麺好きの俺でも、韓国の麺類にビビッと来ることは稀だ。

以下、韓国の麺類についての俺の印象。
・冷麺:焼肉の〆か夏場にしか食べないので、食べる時期が限られる。
・カルグクス:麺と両方クオリティの高い店が少ない。白濁スープは◎。
・コングクス:夏場の食べ物だし、味の好みが玄人向けすぎる。
・チャジャンミョン:たまに食べたくなるが、ジャンク過ぎるのが難点。
・ククス系:簡易のにゅうめんだし、味やトッピングに特別さがない。
・チャンポン:辛さ以外のツボが少なすぎる。トッピングにも飽きる。
・マッククス:春川地域限の蕎麦系のピビン麺。探しづらい。
・ミルミョン:釜山地域限の小麦粉系の冷麺。探しづらい。
・チョルミョン:卵麺は好きだが、所詮は冷麺の亜流。

上記の中で追求する価値があるとしたら、カルグクスなのだが、麺がうまい店の当たる確率が恐ろしく低く、探そうという気力が起こらないのが問題。ずっと不思議に思っていたが、韓国人は麺に対する食感において、シコシコした感覚とかコシのある感じとかをあまり求めないのではないかという仮説を立ててしまいたくなるほど。

もちろん、韓国にもシコシコとした食感を表す単語には「쫄깃쫄깃」という表現があるし、料理番組などでもよく使われている。でもそれは冷麺などの冷たい麺に対してのものであって、韓国人は温かい麺を食べるときに麺のコシなど必要ないと思っているのではないか。だいたいカルグクスは、中国でもとくにコシの強さにこだわりの少ない刀削麺をルーツに持つはずの料理だし、韓国ではカルグクスをスープと一緒に茹でて、とろみをつけたまま食べることも多い。

これらが“韓国人の麺のコシ不要論”の根拠なのだが、たまにソン(手打ち)カルグクスの店で、強いウェーブのあるゴワゴワ麺の写真を見たことがあるので、例外というか、一部ではそういう趣向を大事にする店もあるのだろう。

ま、この本をゲットして韓国の麺文化について、もう少し知れたらなとは思っている。

で、その麺つながりでブログのネタをもうひとつ。

最近、ある韓国人グルメブロガーを見始めるようになって、そこで知ったんだが、自分の会社の近くに「忠記麺家」という店でうまいワンタン麺が食えるというので行ってきた。
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ここは本店が中国にあって、韓国では珍しい中国本場の麺料理を提供するお店ということで期待していった。注文したのはワンタンメン(大8500w)。ワンタンの中身は海老だそうだ。

注文してから、思った以上に早く提供されたこのワンタンメン。美しい丼ぶりの様相に期待も膨らむ。

スープはすっきり魚介の味がふんだんに感じられる中華スープ。自慢のワンタンは一個にプリプリの海老が2匹入っていて美味! 問題は極細縮れ麺でかなりコシの強い(というかゴワゴワ)の麺。自分は初体験だったので面食らったが、聞くとこれがいわゆる「香港麺」の味なのだそうで、この店では香港で提供する味をそのまま出しているとのこと。
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麺がなくなる最後の方で、ようやく食べやすい硬さになっていたが、回数を重ねればこの麺にも慣れてくるだろう。知り合いに聞くと、お店はオープンしてまだ1年ほどのお店だが、かなり有名になっているとのこと。確かにあの味ならば韓国における特異性は際立っているし、繁盛するのも頷ける。で、繁盛するということはあのゴワゴワのコシがありすぎる麺すらも、韓国人は受け入れられるということでもある。

他にもサイドメニューがあったので、次に行った時はいろいろ頼んでみようと思う。

 
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