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ここは東海道の宿場町として有名な場所。江戸時代以降も宿場町には多くの人が集まっていたらしいが、明治23年に関西鉄道が開通してからは人通りが激減し、観光地の産業は一気に衰退して今に至るという。
地蔵院本堂(国指定重要文化財)周辺には、コミカルな像があったり風情のある鐘楼があったりして、しばし写真撮影。
かなり長い距離で昔の宿場町の景観が保存されているが、平日の早朝ということもあってか、閑散としていてかなり寂れている。前日に呆れるほどの人出を目の当たりにした伊勢神宮のおはらい町・おかげ横丁などと比べると可哀想なほど……。そこが今の関宿の現実なんだけど。
伊勢神宮界隈にある古民家の賑わいもいいけど、のんびりと昔の情緒を感じるなら関宿のがオススメかもしれない。
個人的に関の町並みの中で特に好きなのは、丸みのある起り(むくり)屋根。これは身分の高い人々の住宅などに使われた形式で、家を立派に見せる工夫だったんだとか。大名も宿営する本陣などがあったことだし、豪華に見せる工夫をしていたんだろう。
途中、今まで行ったことのなかった有料の資料館の玉屋に立ち寄ったが、ここがなかなか風情のあるいい場所だった。
なんでも西洋化される世の中だけど、ここにいると日本的であることの豊かさをもっと考えていいのではないかと思う。
自分が旅する時には、あまり旅先で出会う人に話しかけたりしないのだけど、同行した親戚の人柄もあるのだろうか、関宿ではいろんな地元の方と話ができてとても楽しかった。
観光とは見て回るだけが全てではないし、地元の人と触れ合うことでその土地の人となりがよく分かるものだと改めて感じさせられた。
いい経験だった。
続いては二見の夫婦岩へ。
幸運にも、実にいい天気。
ただ実際に岩を見ると「こんなに小さかったっけ?」と思うほどのスケール感のなさ。写真での記憶が強いからか、実物の小ささは記憶に残っていないらしい。
土産物売場のスペースは伊勢神宮の遷宮景気を見越して増築されたいたけれど、見て回るだけの気力がなくスルー。
その後に向かったのは石神さんで知られる神明神社。
鳥羽か志摩というあいまいな情報で検索すると、志摩がヒットしたので、そちらに行ってみたのだが、これが大外れ。
近くに似たような名前の神社を配置するのはやめてもらえないかなあ…と思いつつ、鳥羽の相差にある神明神社へ。
さてさて、なぜ神明神社にわざわざ来たかと言いますと、それは…
(*゚∀゚)o彡゜悪霊退散!
(*゚∀゚)o彡゜ドーマンセーマン!
で有名なレッツゴー陰陽師の歌詞で「ドーマンセーマン」が気になっていたからで。
知ってる人は知ってると思うけど、一応動画を貼っとく。
ドーマンセーマンとは、三重県の鳥羽と志摩地域の海女が身につける魔除けのことで、星形の印(セーマン)と格子状の印(ドーマン)は海での安全を祈願するとして海女さんの用具全般に記されているという。
諸説あるけれど、星型の五芒星は書きはじめの出発と帰結の場所が同じことから「元の場所に戻れるように」という願いを込めたものであるとか。
街の至る所にドーマンセーマンの印が入った軽石が目につく。
可愛いよね。資料館ではこのドーマンセーマン押しのグッズが多く、ついつい釣られていろいろ買ってしまった。
また、この神社は「女性の願いをひとつだけかなえてくれる神社」というご利益があるとかで、参拝に来てる人はほぼ女子。男は僕ら2人だけでいろいろ複雑な思いもあったが、周囲を散策してそそくさと退散。
もうちょっと時間があれば、周囲を見て回ったりして楽しくできたかも。
帰りに海女文化資料館で買った牡蠣醤油が鍋やちょっとした出汁のアクセント付けに万能でめっちゃ重宝してる。
あれはいいよ~。
外宮は大紀町にある瀧原宮に似てるなあ、と思ってググったら瀧原宮自体が内宮の別宮なのね。外宮はあそこまで寂れてないけど、系列神社の雰囲気が味わえていい気分。
そういえば瀧原宮に行って獅子舞見たのは今年の正月だったなあ。一年の月日が流れるのは早いね。今年もいろいろあったけど、来年もまたいろいろありそう。そろそろ落ち着くといいのだけど。
その後は内宮へ。こちらも定番の観光コースのおかげ横丁へ。
週末になるとおかげ横丁では猿回しとか太鼓とかいろんなイベントが催されている。観光業的な目線で見ても本当に魅力的。もちろん赤福の経済力あってこそ成り立つものだけど、全体を一つの方向に向かわせてプロデュースすることの大切さがよく分かる成功例だと思う。どんなに観光資源が優れていても金銭的な余裕がなくて統一意思がなければ活性化は成らないしね。
おかげ横丁では映画『テルマエロマエ』に出てくる山村乳業のフルーツ牛乳もゲット。チープ&センチメンタル最高じゃないですか!
んで内宮でいちばん好きなのは、この五十鈴川の川べり。心清らかな気持ちにさせてくれるのが堪らんのよ。
身内に芸能関係の人間がわんさといるあたしたちは、一応芸事の神様である猿田彦神社に顔を出し、次のもくてきちへと向かったのだった(続く)。
で、結局この日もすることがないからドライブしつつ、三重県の観光地っぽいところに行ってみた。
行ったのは亀山の北にある椿大神社。芸能の神様である猿田彦神社系の総本山なのだとか。
今やっている仕事はある程度「芸」というものを求められる職業なので訪れてみたというわけ。まあ、宗旨が違うので参拝はしないのだけど。
いつも勤務している伊勢神宮の内宮近くにも森三中のどなたかが結婚式を挙げたという猿田彦神社があるんだけども、まずは本家をたずねてみようということで。
なんというか、歴史的な地理関係を知らないと何もない場所に忽然と由緒正しい神社が現れるのに違和感感じてしまうよね。想像以上のド田舎に神社があるんだもん。
今考えるとド田舎でアクセスも最悪な熊野大社とかもそうなんだけど、この辺りの鈴鹿とか伊勢の国とかは、普通に古代日本文明では非常に重要な地域だったんだろうね。この椿大神社の周辺を見ただけではあまり想像がつかないんだけどさ。
小雨の降るあいにくの天気だったけれども、厳かな雰囲気の感じられるいい神社だった。ホームページなんかを見ると、日本で最も古い神社であることを自称しているけど、本当にそうなんだろうか…。
意外と飲食店や公共の施設って火曜が定休日のところが多いんだよね。
まずは津インターチェンジ近くにあるJINという喫茶店へ。ここはモーニングの評価が高いらしいが、やはり火曜日が定休日のお店。
目玉焼き、サラダ、トースト、ドリンク(なぜかコーヒー以外にオレンジジュースがついてくる)のモーニング(400円)を食べながら、本日の計画を立てる。
ランチは津市の外れにあるラーメン屋、也へ。
ここも火曜日が定休日の店。期待せずに頼んだ豚骨醤油は意外とうまかった。あまり秀でたラーメン屋が少ない三重県でそこそこ注目されていることにも納得。
午後は小一時間ほどドライブして、途中で見つけた「さるびの温泉」に立ち寄った。当初は立ち寄るつもりはなかったが、火曜日が定休日らしいのでつられて入ってしまった。
さほど期待していなかったが、入ってみると施設もいろいろあって飽きさせないし、肝心の泉質もまろやかでヌルヌルすべすべでかなり好みのものだった。気持ちええ〜
家からそこそこ近い榊原温泉や猪の倉温泉もいい泉質の温泉だけど、ここもなかなか良かった。
温泉のあとは、地元の農家が出している野菜をか購入して夕食の食材にした。
仕事でここには何度か訪れているんだけど、金剛證寺は徳川家康に篤く保護されたとか、お伊勢参りの重要な観光地のひとつだったとか、ロープウェイがあったものの戦時中に物資補給の名目でレールなどの鉄が押収されて廃れたとか、いろんな話がある。
それぞれ興味深い話だが、個人的に気になっているのは寺の隅にある「おちんこ地蔵」というナゾの観光スポット。
時間がなくていつも見ないで帰ってるけど、今日は少し時間があったのでどんなものかと思って見てみた。
たしかにおちんこが強調された地蔵さんがありましたw 可愛らしい感じ。
見るだけ見て、さっさと仕事を終わらせたんだけど、金剛證寺には他にも国宝があったり、境内の庭園が良かったり、奥の院とかいろいろ見どころがあるんだけど、この日はスルー。
せっかく1220円払って来ているので帰りにスカイラインの頂上展望台に寄った。さすがになかなかいい展望。
まあ、仕事もあるのでそそくさと退散したけどw
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