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東海近辺のライフログ。
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新しい場所に住むようになったら、やはりその周囲のことはよく知っておきたいし、今まで敢えて行くほどでもなかった場所にも行ってみようという気持ちが湧いてくる。
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東京で自分が住んでいる場所でもそうだもんな。で、今はまだまだ三重の周辺を散策したいモード。三重には東海道五十三次の宿場町が残っているらしく、今回は関宿・亀山宿に行くことにした。
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あんまり前知識もなく訪れたんだが、関宿はかなりよかった。旧東海道の宿場町の面影がいちばんよく残っているのがこの関宿らしい。
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確かに歩いてみると、古い建物がずらりと並んでいる。なんでも江戸時代後期から明治時代にかけて作られた建物が200棟もまだ残っているとか。
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30分歩いても終わらないその町並みは、つい昔にタイムスリップした感覚に陥る。

ただ、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されてはいるけど、ほとんど活気はない。静かでいいけど、商売を続けている店はほとんどない。旧東海道が主要道路からは離れてしまって、人の足が向かなくて観光地としても商売っ気が出にくいのかもね。
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それでも多少の努力はしていて、隣の亀山宿と関宿が協力して3月に向けて、東海道おひなさまスタンプラリーってのをやっていた。関宿はともかく、亀山宿の方は完全に企画倒れと思えるほど、閑散としていたけど、行った手前しょうがないから企画に乗って、全6カ所で全部のスタンプもらったったw
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どうか、一等賞の空気清浄機が当たりますように(小声)
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昔、この辺りの商家は商売が繁盛していたようで、いろんなお店や民家には立派なひな人形があった。現代でいう宝石や高級車、ブランド物のアクセサリーなんかが果たす役割を、ひな人形が担っていたんだろうな。財力を誇示するために、京都に行って高いひな人形を買うという…。
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今となっては「お雛さま あきんどどもが 夢のあと」と詠みたくなる侘びしさがあるけれど。

亀山宿は宿場町らしい姿はほとんどなくなっていた。亀山城の周囲は、たぶん美しくて印象的な景観を誇っていたんだろうなとは思ったが、その痕跡はわずかに感じられるぐらいで、引っかかりのない風景になっていた。
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それが悪いこととは言えないけど。

亀山宿編に続く。

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いちご大福うまかった。
 
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先日は三重の松阪に行った。
松阪といえば牛肉のことしか思い浮かばないが、行ったことがなかったので週末の午後にぶらりと立ち寄ってみた。
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最初に行ったのは、松阪城跡前にある御城番屋敷。江戸末期に旧紀州藩士が松坂城警護のため、移り住んだ武家屋敷らしく、お城の前に向き合うようにして一軒長屋が二棟並んでいる。見た目は壮観だが、距離は短いので見て回るのには15分もかからない。今でもこの屋敷には複数の家庭が暮らしている。長屋住まいで複数家族ってどんな感じだろうな。
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観光地で人に見られる場所で、なおかつ隣にすぐ別の家庭が住んでいるというのは、結構なストレスじゃないんだろうか。
 
お城の前にある石畳は整然としていて、武家屋敷の前にある垣根とともに凛々しさを醸し出している。
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後ろにある城からの眺めも、またよい。
 
屋敷の後ろにあるのは松阪(松坂)城。蒲生氏郷が建てたらしい。
 
蒲生氏郷というと、織田家の人質時代に信長に才覚を見出されて娘の冬姫と結婚して、信長一門になった人物。本能寺の変では安土城にいた信長の妻子を保護し、光秀の死後は秀吉に仕え、羽柴、豊臣姓も名乗っているから、戦国時代でもその才覚ではかなり存在感を発揮していたと思われる。
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人物的には、さっさとキリシタン大名(洗礼名レオ、もしくはレオン)になるリベラルさと、利休七哲の筆頭という文化人の顔も持っていたという。もちろん、戦場でも自ら先頭に立って戦う武闘派で、家臣からの信頼も厚かったとか。
 
お城にも石垣にゴツゴツとした無骨さがあり、入り組んだ城作りには実戦への備えの十分さ感じさせた。
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その後、城内にある郷土資料館に立ち寄った。
 
俺「松阪城の天守閣って火災か戦乱で焼けちゃったんですか?」
係の人「いや、そんなええもんちゃう。台風でふっ飛んだんや」
俺「ファッ!?」
係の人「わりと作ってすぐになw」
俺「そうなんですか……」
※本当は60年後ぐらいだった模様。
 
というやりとりがあったw
 
資料館は伊勢というか、伊勢商人の歴史みたいな作り。
まあ、でも三井、三越、松阪屋の財閥の地元が三重ってのも凄い。お伊勢さんがあるから、その参拝客相手の商売しながら、流行や情報にも敏かったんだろうな。
 
他には城内に三重出身の国学者・本居宣長の資料館があり、『古事記伝』の作成秘話等をお勉強。天皇家に関わる研究資料の原典だけあって、展示物のほとんどが国の重要文化財ってのが凄かった(小並感)。
 
半日観光にしてはなかなか面白かった
 
 
 
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今年の節分の時は三重にいた。ラジオで「日本一微笑ましいイベント」という話を聞きつけて、三重の四日市市にある海山道神社で行われる「狐の嫁入り」という行事をみてきた。
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海山道(みやまど)神社は、稲荷神社なので狐ということなんだろうが、なんで嫁入りを節分にやるのかまでは知らん。狐のお面を付けた新郎新婦が赤鬼と青鬼に先導されて、道中を練り歩くという儀式。狐の夫婦役は毎年氏子の厄年に当たる人物から選ばれるという。
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行列で嫁入り道具などを運ぶ人もみんな狐の面付けるのだが、まるっきり地域の自治会の面々なのが微笑ましい。

新郎・新婦、それぞれ狐の面をつけて着物を着ているんだけど、お尻には狐の尻尾がついている。見物客は先を争って新郎新婦のケツについている尻尾を写真に納めるのに躍起になっているのが笑えた。まあ、俺も必死になって尻尾を撮ってたんだけど。
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新婦役の狐の面は迫力があって怖い。嫁入りの行事では神社の周囲を練り歩くんだけど、別にガードマンがいるわけでもないから、新郎・新婦の後について練り歩くことも可能で、まるで自分も行列に参加している感じで楽しかった。
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境内に戻ってきたら、櫓の上で三三九度の杯を交わし、節分の豆まきを行う。大人も必死で豆の争奪戦に参加するので、豆が飛んでくるあたりは大混雑。そんなに必死で参加してはいなかったが、運良く自分たちのところに豆が飛んできて豆を取れたのはラッキーだった。
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豆の中には紙が入っていて、後で交換所に持って行くと景品に替えてもらえた。景品は辰年ということで、小さな蛇の置物。縁起物なので大切にしよう。

家に帰ってからは恵方巻を作って食べた。今年はかなり日本文化的な節分の過ごし方をしたな。こういうのもいいもんだ。
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三重には伊勢や熊野古道など、古くから要所があったからか、昔から歴史書に名を残す場所が多い。津の自宅から車で30分ほどの場所にある榊原温泉も、『枕草子』の中で清少納言が絶賛したという名湯だという。
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榊原温泉は、平安時代には“七栗郷”と呼ばれていて、『枕草子』の中で「湯は七栗の湯、有馬の湯、玉造の湯」と、当時の日本の三名泉と謳っているのだとか。ということは、日本三大名湯ということだが、それにしては知名度がないなあ。

かすかに三重県津市が生んだ最強の女子レスラー、吉田沙保里が絶賛していたことを思い出すぐらいだが、それほど由緒正しい場所とは知らなんだ。最近また肩凝りがぶり返していたので、休日を利用して行くことにした。

車で30分ほどで到着したが、確かに10カ所ほどの温泉宿と日帰り温泉施設はあるものの、周囲に歓楽街といえるものは何もない殺風景な場所。現地でリサーチすると、榊原館という場所の口コミと評価が高かったので、そこに行くことにした。
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俺の温泉に対する評価基準は、1にヌルヌル、2にヌメヌメ、3にツルツル! 要するに、とろみ&ぬめり命のアルカリ性至上主義を掲げている。酸性が強いのはタイプではないのだ。果たして、榊原温泉はその俺の好みを完璧に満たす温泉だった。

ぬめり感MAXな泉質は床をアルクのにも注意が要るレベルだった。温泉の内部には源泉風呂もあり、温度は32.5度と低めだったのだが、しっかりとした硫黄臭が感じられる本格派。
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清少納言が絶賛したという泉質に大満足。他にも良さそうな立ち寄り湯などがあったので、時間を見つけていろいろな場所を試してみたい。
年明けからここには書いていないけど、三重近辺にはいろいろ出掛けていて。ぼちぼち書いていこうと思う。

年始は瀧原宮に行った。
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宗派が違うので初詣や参拝などはしないが、自分は日本人であるという意識は弱くないので、日本文化が感じられる神社仏閣に行くのはやぶさかではない。

三重にいると、みんなよく行く伊勢神宮には昨年末にも行っていたので、今回は違う所に行くことにした。ネットで検索すると、伊勢神宮からも遠くもない場所に、瀧原宮(三重県度会郡大紀町)という神社が合ったので行ってきた。パワースポットとして知られていることと、近くには温泉もあったのが決め手であった。

瀧原宮までは、伊勢神宮から車で30分ほどの距離にあり、道もさほど混むことはなく順調に到着。社は結構しなびた山村の外れにあった。

お宮への入り口付近では、新年ということもあって集まった人向けに獅子舞が披露されていた。調べてみると、この獅子舞はこの地域(大紀町)の伝統芸能である野原大神楽というものらしく、壬申の乱に由来する由緒正しいものだという。
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しばらくの間、獅子舞を見ていたが、寒くなってきたので、瀧原宮に向かうことにした。瀧原宮は内宮(皇大神宮)別宮で、804年以前から存在したとされる古い神宮で、境内は非常に質素。というか、見た目に鮮やかな色は敢えて排除しているようで、侘び寂云々ではなく、殺風景さ加減が見事。ここまで娑婆くさい色気がそぎ落とされている神社は初めてかもしれない。
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砂利の中にたたずむ社殿は、屋根の一部が金色なだけで、賽銭箱もみすぼらしくしてあり、まるで処刑場所のような殺伐さを醸し出していた。
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神社を訪れた後は、近くの阿曽温泉という場所を訪れた。もともとここには学校があったらしく、その廃屋を温泉施設に作り替えたもので、休憩所などは基にあった教室を改造したものだった。後で温泉を掘り起こしたからか、泉質はほどほどで、施設等もシンプルなもの。年始めの“初湯”としては面白い体験だった。
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『レ・ミゼラブル』を見たときに目に入った広告で多少気になっていた映画がこれ。当初はテレビで見られればいいかと思っていたのだが、不意にFacebookで「初めて予告をはるかに超えたコメディ!」と絶賛している人がいたので、そこまで言うんなら見てみようか、と思って見たのだった。
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で……・感想なんだが、正直微妙な出来だった。ズバリ言って期待したほどの奇抜さや毒があるわけでもなかったので、肩すかしを食らってしまった。たまたま1000円のサービスデーだったので、なんとか我慢できた。それにしても、映画の感じ方って、人それぞれだよなあ。ちゃんと精査せなアカンとは思った。

一応、R15指定になっていて、性的描写、ドラッグの使用などの話があるので、大人向けなんだけど、ターゲット層が実に微妙。主人公が子どもの頃に贈られたテッド(人格を持つぬいぐるみ)との共依存関係から脱却できないモラトリアム男(35歳)で、『フラッシュ・ゴードン』の音楽(QUEEN)や出演俳優が出てくることから、30後半から〜50代までを想定していると思われる。

確かに中高年層の男性は、幼少期の嗜好癖がねじれてフィギュアのコレクターになったりすることが多いけど、そういう年齢層を相手にしたローファンタジーとしては毒がなさすぎるし、底の浅い内容だったと言わざるを得ない。

主人公がテッドとの関係性から自立しようとする意識は希薄だったし、自分よりテッドを優先させる主人公に嫉妬するヒロインも、最後には2人の関係性を認めて終わるというちぐはぐさ。

とりあえず、なかなかの期待はずれ作品だったぜ。
年明けてから、そんなにラーメンは食ってないんだけど、ちょっとまとまったから書き記しておく。

年齢とともにシンプルな中華そばがいいと感じるようになっているようである。

1月18日、Japanese Noodle Soba 蔦@巣鴨
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地元巣鴨で有名なラーメン店。店主の修業先、めじろ@代々木には大好きでよく食べていたけど、正直ここの味は微妙。この日は味噌ラーメン食すが、甘ったるくて旨いとは思えず。家から近いのですべてのメニューは食べているが、良さは分からないまま。再び行く理由はなくなった。合わないものは合わないのな。

1月20日、ますや@上中里
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中華そば360円という超昭和価格だが、大好きなお店。透き通った金色のスープは、いつ見てもうっとり。さぶちゃん、伊峡といった都内の老舗中華蕎麦屋と同じ小池製麺所の麺が抜群に合う。裏寂れた路地で細々とやっているお店だが、日曜日でもやっているので週末に自転車で駆けつける。東京を去りたくない理由に1つになりうる大切なお店。

1月23日、油そば大黒屋@渋谷
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仕事の営業で外回りをしていた時に見つけたお店。もともと油そばはそんなに好きじゃないので、年に1回食べるかかどうかという程度。思ったよりもおいしかったが、結局は最後にスープが飲みたくなる。2度行くかと言われれば微妙。

1月25日、秀栄@飯田橋
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飯田橋にもいくつか有名なラーメン屋はあるが、一番よく行くお店。寒くなったらいつも味噌ワンタンメンを頼む。出される料理は上品じゃないし、来る客も胡椒や酢を大量に入れたり、音を立てて食べる人がいたりして、イラつくことも多いが、中華そば本来のジャンクさを体感できるお店として気に入っている。

1月31日、朧月@銀座
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ここも営業の外回りの途中で寄ったお店。かなり有名なお店で3時前でも店外に並びアリ。麺はモッチモチで旨いし、スープは好みのタイプではないが、濃厚で手のかかったもの。ただし、客の頼んだメニューと違うものを出しておいて謝りもせずしないクソな接客が難点。ラーメン屋の店員ってなんであんなに偉そうなんだろうな。2度目の訪問はないな。
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